現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、奈良県在住70歳女性のケースを紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、夫(75歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:奈良県
現役時の職業:専業主婦
現役時の年収:0円
現在の預貯金:不明、リスク資産:2万円
これまでの年金加入期間:国民年金377カ月、厚生年金70カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万7084円老齢厚生年金(厚生年金):9070円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:年金280万円(年額)
「物価高騰で年金だけでは満足できる額ではない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「物価が高騰しすぎている。さらに年金から介護保険料が引かれ、健康保険料も支払わなくてはならないので、とても満足できる額ではない」とあります。
ひと月の支出は約15万円。年金だけで「毎月足りるように、必要な物以外には一切お金を使わないようにしている」おかげで、「何とか賄えている」と回答されています。
「仕事をすることで社会の動きを感じられる」
現役時代は結婚後、長年にわたり専業主婦をしていたものの、現在は「フリーランスでデザインや執筆の仕事をしている」という投稿者。収入は「微々たる金額のため小遣い程度」だそうですが、「仕事をすることで社会の動きを直に感じるし、暇を持て余すこともない」と、働く意義を感じている様子。
年金生活では、極力お金を使わないことを心掛けている他、「時々、実家から野菜や米を送ってくれるのでとても助かっている」と、家族からのサポートも大切な支えになっているようです。
「年金受給者となってからが私の現役時代」
現役時代について伺うと、「主婦になる前に働いていた期間がとても短かった。そのため自身にとっては、年金受給者となって自分だけのお金ができ、パソコンスキルを上げ、仕事を獲得できるようになってからが現役時代。この時に頑張ったから、今でもわずかながら仕事ができている」とコメント。とはいえ「仕事量はとても少ない」ことにやや不満を感じる一方で「自由時間が多く、趣味を楽しむことができている」とも語っています。
なお今の生活では「健康面が一番不安。特に脳に関連する病が怖い。いつ襲って来るかが分からない。そうなったら、自分ではどうにもできずに家族に迷惑を掛けるのかと思うと、やりきれない」と胸の内を明かされていました。
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