現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、広島県在住66歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:66歳男性同居家族構成:本人、妻(62歳)
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:広島県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:600万円
現在の預貯金:1000万円、リスク資産:300万円
これまでの年金加入期間:厚生年金558カ月、企業年金558カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万9308円老齢厚生年金(厚生年金):15万8590円(加給年金を含む)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金2万6402円、確定拠出年金5万円
配偶者の年金や収入:個人年金保険65万円、給与収入40万円(ともに年額)
「老後を夫婦で楽しむには足りない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「倹約しながら生活はしていけるものの、老後を夫婦で存分に楽しむには、まったく足りない額である」と語っています。
ひと月の支出は約「40万円」。年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「食費が非常に高騰している」
年金で足りない支出については「貯蓄から月5万円ずつ引き出し」で賄っているという投稿者。年金生活においては「食費が非常に高騰しているので、数カ所のスーパーマーケット等を順に巡り、安売り等を活用しながら極力安価に食材を入手する」ことで支出を減らす工夫をしているとあります。
「住宅ローン完済まで無事にしのぎ切れるか」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「30代くらいには、投資を始めておきたかった。そうすれば年金受給開始までに、数千万円とかの積み立て額にはなっていたかもしれない」と回答。現時点では「まだ経済的に余裕がありますが、70歳を過ぎれば、加給年金の停止と確定拠出年金の停止が同時にあり、年額100万円ほどの減収になる。そこから住宅ローン完済するまでの約3年間を無事にしのぎ切れるか」と不安を吐露します。
一方で「退職して毎日が夏休みのようで、自由気ままに楽しく生きています」と投稿者。「もしも経済的に許されれば、このまま永遠の夏休みが続くことを願っております」と軽快に語っておられました。
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