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月の年金約30万円・貯蓄1300万円「食費高騰で数カ所スーパーを巡る」66歳男性の老後リアル

老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、広島県在住66歳男性のケースを紹介します。

あるじゃん 編集部

あるじゃん 編集部

1995年に創刊し、2012年に休刊した月刊の投資情報誌『あるじゃん』をルーツに持ち、ファイナンシャルプランナー、税理士、社会保険労務士などマネーの専門家とともに、お金の貯め方・備え方・増やし方をわかりやすく解説するほか、マネー最新トピックス、おトク・節約コラムなど、役立つ情報を発信しています。

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金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、広島県在住66歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

60代年金男性
回答者本人:66歳男性
同居家族構成:本人、妻(62歳)
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:広島県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:600万円
現在の預貯金:1000万円、リスク資産:300万円
これまでの年金加入期間:厚生年金558カ月、企業年金558カ月

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):6万9308円
老齢厚生年金(厚生年金):15万8590円(加給年金を含む)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金2万6402円、確定拠出年金5万円

配偶者の年金や収入:個人年金保険65万円、給与収入40万円(ともに年額)

「老後を夫婦で楽しむには足りない」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「倹約しながら生活はしていけるものの、老後を夫婦で存分に楽しむには、まったく足りない額である」と語っています。

ひと月の支出は約「40万円」。年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。

「食費が非常に高騰している」

年金で足りない支出については「貯蓄から月5万円ずつ引き出し」で賄っているという投稿者。

年金生活においては「食費が非常に高騰しているので、数カ所のスーパーマーケット等を順に巡り、安売り等を活用しながら極力安価に食材を入手する」ことで支出を減らす工夫をしているとあります。

「住宅ローン完済まで無事にしのぎ切れるか」

現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「30代くらいには、投資を始めておきたかった。そうすれば年金受給開始までに、数千万円とかの積み立て額にはなっていたかもしれない」と回答。

現時点では「まだ経済的に余裕がありますが、70歳を過ぎれば、加給年金の停止と確定拠出年金の停止が同時にあり、年額100万円ほどの減収になる。そこから住宅ローン完済するまでの約3年間を無事にしのぎ切れるか」と不安を吐露します。

一方で「退職して毎日が夏休みのようで、自由気ままに楽しく生きています」と投稿者。「もしも経済的に許されれば、このまま永遠の夏休みが続くことを願っております」と軽快に語っておられました。


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