実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、青森県在住68歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、夫(72歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:青森県
リタイア前の職業:パート・アルバイト
リタイア前の年収:350万円(回答ママ)
現在の金融資産:預貯金1500万円、リスク資産1400万円
これまでの年金加入期間:不明
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):7万5000円(繰り下げ受給)老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
年金以外の収入:給与収入8万円、株配当10万円(年額)
配偶者の年金や収入:年金16万5000円、その他30万円(年額・詳細不明)
支出:15万円
「十分蓄えていたつもりだが、インフレでゆとりがなくなってきた」
現在、およそ預貯金1500万円、リスク資産1400万円を保有しているという投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「現役時代にもっと貯めておけばよかった・足りない」と回答。
その理由として、「その時は子どももいたので、教育資金などを見据えて十分に貯蓄していたつもりだったのですが、今はインフレにより物価が上がり、だいぶ生活にゆとりがなくなってきたのが現実です」と語っています。
「今の時代、老後資金は3000万円はほしい」
現役時代は、老後資金として「2500万円」貯めることを目標にしていたそう。「その頃は、定期預金の金利もよかったので、学資保険なども利用して運用していました。ただ入退院を繰り返したこともあり、なかなか貯蓄できなかったのかな。健康には自信があったのですが」と振り返ります。
しかしながらこのご時世、実際に年金生活を送る中で老後資金は少なくとも「3000万円」はほしいと感じているとのこと。
「やはり私がフルタイム正社員で働けばよかったのかなとも思っていますね。子どもとの時間をその時は重要視してパートで働いていたもので、世帯収入的には少なかったとも思っています」とあります。
「旅行や孫へのお小遣い。お金はいくらあっても足りません」
今の生活についての満足度は「普通」と投稿者。「満足とは言えませんが、(年金を)頂けるだけでありがたいですね。ただ値段を見ながら少しでも安いものを買い求めてしまいます。旅行や孫へのお小遣いなど、お金はいくらあっても足りません」と不満を述べます。
老後資金に不安を抱えている現役世代には、「健康でいれば、何歳まででも働いていける時代になりつつあるので、まずは健康管理を大切にしてほしいなと思います。あとは若い時の時間は二度と戻って来ないので、若い時のお金の使い方もすごく大切だなと思います」とアドバイスされていました。
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