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77歳男性・資産4600万円で「老後は楽しく過ごせるが年金額に不満。団塊世代が割を食っている」

どんなに貯めても不安が尽きない老後資金。実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住77歳男性のケースを紹介します。

あるじゃん 編集部

あるじゃん 編集部

1995年に創刊し、2012年に休刊した月刊の投資情報誌『あるじゃん』をルーツに持ち、ファイナンシャルプランナー、税理士、社会保険労務士などマネーの専門家とともに、お金の貯め方・備え方・増やし方をわかりやすく解説するほか、マネー最新トピックス、おトク・節約コラムなど、役立つ情報を発信しています。

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相次ぐ物価上昇で「もはや老後資金は2000万円では済まないのでは」と、不安が増す昨今。ただ、「現役時代にもっと貯蓄すべきだった」と嘆く人がいる一方で、「元気なうちにお金を使うべきだった」と悔やむ人がいるのも事実です。

実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住77歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

男性
回答者本人:77歳男性
同居家族構成:本人、妻(72歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:神奈川県
リタイア前の職業:正社員
リタイア前の年収:1100万円
現在の預貯金:2300万円、リスク資産:2300万円
これまでの年金加入期間:厚生年金504カ月

現在の収支(月額)

老齢年金(国民年金・厚生年金):25万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

年金以外の収入:なし

配偶者の年金や収入:年金70万円、給与収入200万円(ともに年額)

支出:30万円

「老後を楽しく過ごせる貯蓄があり満足している」

現在、およそ預貯金2300万円、リスク資産2300万円を保有しているという投稿者。

自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「ちょうどいい」と回答。

その理由として、「残りの人生がどれくらい残っているかは不明だが、生きて、楽しく過ごせる貯蓄はあり、不動産もあり子どもたちにも少々相続できる」と語っています。

「かつては老後までに7000万円貯めるのが目標だったが……」

現役時代は、老後資金として「7000万円」貯めることを目標にしていたそう。

そのために、若い頃から「貯蓄中心、安定高配当の株」を保有して着実に備えてきたといいます。

しかし実際に年金生活を送る中で、老後資金は「5000万円」程度でちょうどよかったと感じているとのこと。

「ぜいたくせず、普通の夫婦生活では今の状況で十分」とあります。

「インフレで年金が目減りしている。ただ現役世代も大変でしょうね」

今の生活の満足度については「満足している」という投稿者。

ただ年金額に関しては思うところがあるようで、「年金はこのインフレでは少ない。65歳から受給しているが(実質的な年金額は)年々減少している。我々団塊の世代は多くの老人たちに現役時代は奉仕してきたが、今は少子高齢化で、若い現役組に社会保険の負担を担ってもらうのは困難か。このあおりを受けているのが団塊世代」と不満を述べます。

とはいえ「現役世代も大変でしょうね。多くの社会保険負担は無理かもしれません」と納得せざるを得ない様子。

「むしろ国の無駄遣いを減らしてほしい。今のトランプやマスクのように、行政改革に声を上げてもらいたい。それを社会保険に向けたらいい。一時の行政改革の声はどこにいったのか」と嘆いておられました。


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