マネーtips!お金持ちになるための365日

「夫の会社が倒産後、社会保険加入のため法人を設立した」老後に備えてきた66歳主婦の年金額

老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から神奈川県在住66歳女性のケースを紹介します。

あるじゃん 編集部

あるじゃん 編集部

1995年に創刊し、2012年に休刊した月刊の投資情報誌『あるじゃん』をルーツに持ち、ファイナンシャルプランナー、税理士、社会保険労務士などマネーの専門家とともに、お金の貯め方・備え方・増やし方をわかりやすく解説するほか、マネー最新トピックス、おトク・節約コラムなど、役立つ情報を発信しています。

...続きを読む
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住66歳女性のケースを紹介します。

回答者プロフィール

資産運用
回答者本人:66歳女性
同居家族構成:本人、夫(64歳)
住居形態:賃貸
居住地:神奈川県
現役時の職業:専業主婦(法人設立後は社会保険に加入)
現役時の年収:0円
現在の預貯金:1000万円、リスク資産:なし
これまでの年金加入期間:国民年金295カ月、厚生年金185カ月

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):6万9958円(うち付加年金600円)
老齢厚生年金(厚生年金):3万651円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険7万円

配偶者の年金や収入:年金122万円(年額)※繰り上げ受給

「年金額については、できることをやってきた結果」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。

その理由について、「(年金額については)できることをやってきた結果なので」と語っています。

「30代で夫の会社が倒産し、個人事業を始めた際に将来の年金額を試算をしたところ、社会保険に加入した方が有利だと分かって、法人を設立しました。ただし、社会保険料は会社負担分と自己負担分の両方が必要になるので、実質的には2倍に」とあり、負担を伴いながらも年金を重視した選択が、今の満足感につながっているようです。

一方で、ひと月の支出は約30万円。金額には満足しているものの、年金だけでは「1年のほとんどの月で足りない」と回答されています。

「夫の事業収入、給与、貯蓄からの捻出を併せてやりくり」

今なお「夫は個人で事業を続けて」いる他、現在は派遣社員としても働いているとのこと。年金の不足分はそれらの収入や「貯蓄からの捻出を併せて、何とかやりくりしている」そうです。

さらに投稿者自身も「今年3月にクラウドソーシングサービスに登録」して仕事を得ているとあり、老後も夫婦それぞれが収入源を確保している様子。

年金生活では「無駄な買い物をしないこと」を心掛けている他、「固定電話はやめ、スマホ2台とガラケー1台で、通信費を夫婦で月8800円に」抑えていると言います。

「終身保険に加入しておいたことが心強い味方に」

また年金の上乗せとして「30代で(当時かなり予定利率の高かった)一時払逓増型終身保険に加入しておいたことが、今になって心強い味方になっています」と投稿者。

諸々の備えにより「夫が手掛けている事業がなくなったら、私も多少仕事を増やせば、何とか生活していける見通しが立って」いると言います。

現役時代は「夫の収入は変動が激しく、コロナ禍では激減して」困ったと言いますが、それに比べて年金生活では「固定収入があること」が安心感につながっているそう。

これに対して「不安があると言えば、健康面です。医療保険には加入済みですが、大きな病気をすると貯金が減ってしまうので」とも打ち明けていました。

※皆さんの年金エピソードを募集中です。エピソードの採用で3000円分のAmazonギフト券をもれなくプレゼント。応募はこちらから

ーーーーーーーーーーーーーーーー
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2025/10/31まで)を実施中です!

※抽選で20名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。
投資や資産運用に関する最終的なご判断はご自身の責任において行ってください。
掲載情報の正確性・完全性については十分に配慮しておりますが、その内容を保証するものではなく、これに基づく損失・損害などについて当社は一切の責任負いません。
最新の情報や詳細については、必ず各金融機関やサービス提供者の公式情報をご確認ください。

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます