実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、愛知県在住65歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(60歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:愛知県
リタイア前の職業:正社員
リタイア前の年収:1400万円
現在の現預金:200万円、リスク資産:9000万円
これまでの年金加入期間:厚生年金504年
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万1000円老齢厚生年金(厚生年金):15万6000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金3万5000円
年金以外の収入:なし
配偶者の年金や収入:なし
支出:36万円(娯楽費なども含む)
「たまの海外旅行やリフォーム代にも対応できている」
現在、およそ預貯金200万円、リスク資産9000万円を保有しているという投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「ちょうどいい」と回答。
その理由として、「老齢年金と企業年金で月々の(基本的な)生活費はほぼ賄える。たまの海外旅行やリフォーム代などは、その都度、持ち株を処分して対応できている」と語っています。
「老後資金は5000万円あればいい。残りは子どもや孫のために」
現役時代は、老後資金として「5000万円」貯めることを目標にしていたそう。「60歳定年時の年収は税込みで1400万円ほどだった。うち月10万円を社内預金」に入れて備えており、退職後「社内預金と退職金合わせて3500万円を投資信託で運用。米国株の上昇で9000万円の評価額に」達し、目標を上回る老後資金が用意できたといいます。
実際に年金生活を迎えた今も、老後資金はやはり「5000万円」程度あればいいと感じているとのこと。
「目標としていた5000万円あれば、年金と合わせて余裕のある生活ができます。それ以上は孫や子どもたちに残してあげたい」とあります。
「NISAを活用して、米国株の投資信託で備えるのがベスト」
今の生活の満足度については「満足している」という投稿者。「年金のみだと余裕のある生活はできません。私の場合はリスク資産に余裕があるので、金銭的には気にせず楽しむことができています」と語ります。
そのため、老後資金に不安を抱えている現役世代には、「NISAを活用して、米国株の投資信託がベスト。若い時から毎月積み立てていけば、定年後には十分な資産が残ります」とアドバイスされていました。
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