現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、兵庫県在住64歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:兵庫県
リタイア前の雇用形態:派遣・契約社員
リタイア前の年収:400万円
現在の預貯金:0円、リスク資産:0円
これまでの年金加入期間:国民年金58カ月、厚生年金400カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし(受給前)老齢厚生年金(厚生年金):なし(受給前)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):15万円
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「仕事も家事も子育ても介護も頑張ってきたのに報われない」
今回の投稿者は、現在遺族年金を受給している64歳の女性。年金額について満足しているか、の問いには「満足していない」と回答しています。その理由として、「これまで男性会社員と同じくらい、ずっと働いてきました。子育てと介護も併せて人生走ってきました。けれども夫が急死、その年金を4分の3しかもらえず、専業主婦の方と比べると理不尽なシステムに驚愕(きょうがく)します」と語っています。
ひと月の支出は約「20万円」。年金だけでは「年の半分くらい足りない」と回答されています。
「少なくとも70歳までダブルワークで働く予定」
年金だけでは足りない支出については「アルバイトの給与から毎月7万円ほど補填」して賄っているという投稿者。現在は「ダブルワークで月12万円」の収入があり、そのうち約7万円を生活費に充てているそう。今後も「少なくとも70歳までは」頑張るつもりだと言います。
くわえて、日ごろから節約を欠かさないそうで、「エアコンの設定温度」を調整したり「食材の使い切りなど」工夫をしているとあります。
「間もなく老齢年金の受給も始まるが、なんかモヤモヤ」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「貯蓄」と回答。老齢年金は「あと4カ月後、65歳から受給」するつもりだそうで、「女性では平均以上の金額ですが、遺族厚生年金は(併給調整により)カットされるようです。(投稿者は)家事育児介護も働きながらこなしてきたのに、専業主婦の方は何もせずそのままの遺族厚生年金を受け取れる。なんかモヤモヤします」と不満をにじませます。
一方で、今の生活の楽しみは「2匹の猫との穏やかな暮らし」と投稿者。残りの人生は自分のペースでゆっくりと日々を過ごしておられるようでした。
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