現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、千葉県在住69歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(64歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:千葉県
リタイア前の雇用形態:会社役員
リタイア前の年収:1200万円
現在の預貯金:700万円、リスク資産:1300万円
これまでの年金加入期間:国民年金6カ月、厚生年金500カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万9308円老齢厚生年金(厚生年金):18万5000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:給与収入60万円(年額)
「年金額はかなり多い方と伝えられたが……」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「年金の支給開始手続きを行った時に、年金額はかなり多い方と伝えられたが、別途アルバイトなどの収入がないと、(年金だけでは足りずに)貯蓄を切り崩すことになる」ためと語っています。
ひと月の支出は約「30万円」ほど。自身の年金だけでは「1年のほとんどの月で足りない」と回答されています。
「年金で足りない支出はアルバイトなどで補う」
年金で足りない支出については「アルバイトなどで得た収入から、5万~7万円を補填(ほてん)」していると言う投稿者。現役を引退した後も「塾の講師として週4日、2~3時間の授業」を行っており、さらにフリーランスとして「WEBライティングなどの業務」に携わり、収入を得ているとのこと。
また「個人事業主として税務署に開業届を提出しており、仕事に必要な費用は経費としている」他、「Amazonのプライム会員になると配送料が無料になるので、会員登録をした上で積極的に利用して」コストを抑える工夫をしているそうです。
「個人年金に加入しておけばよかった」
とはいえ「最近の物価高騰には悩まされている。週に1回スーパーに買い出しに行くが、数年前は1回の買い物で6000円位だったが、最近は8000円以上になっている。この激しい物価の動きに、年金額が連動していない」とため息。現役時代を振り返り、「個人年金に加入しておけばよかった。現役時代は年金について意識することがほとんどなかったし、住宅や車のローン返済で余裕がなく、個人年金にコストをかけるという考え方がなかった。老後のためには貯蓄をすればいいと考えていたが、貯蓄が減っていくのはやはり不安。(現役時代の)貯蓄が大きく減らない程度に、(老後の)定期的な収入について備えておくべきだった」と打ち明けます。
一方で、今の生活では「比較的自由に時間を使えるので、趣味のゴルフなどに時間を使える」のが喜ばしいとのこと。適度に働きながらセカンドライフを楽しんでおられるようでした。
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