実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、京都府在住68歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:京都府
リタイア前の職業:医療従事者
リタイア前の年収:750万円
現在の現預金:2000万円、リスク資産:6000万円
これまでの年金加入期間:厚生年金516カ月
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5000円老齢厚生年金(厚生年金):14万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
年金以外の収入:給与収入120万円(年額、学校等の環境衛生検査)、不動産投資100万円(年額)
支出:30万円
「私の死後、遺産相続で子どもたちに苦労をかけると思う」
現在、およそ預貯金2000万円、リスク資産6000万円を保有しているという投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「正直貯めすぎた。現役時代にもっと使っておけばよかった」と回答。
その理由として、「配偶者は死去し、現在独居で不動産を保有しているから。私の死後、遺産相続で子どもたちに苦労をかけると思う」と語っています。
「老後資金は5000万円程度あれば十分だったと感じている」
現役時代は、老後資金として「5000万円」貯めることを目標にしていたそう。「85歳まで年250万円くらい、年金不足分に充てることができると思って」備えてきたといいます。
実際に年金生活を迎えた今、やはり老後資金は目標としていた「5000万円」程度で十分だったのでは、と感じているそうです。
実際は「目標額以上の蓄えがある」ため満足している反面、前述のように持て余してしまっている状況のようです。
「今の生活に満足している。経済的には困っていないから」
今の生活の満足度については「満足している」という投稿者。理由として「経済的には困っていないから」と語ります。
老後資金に不安を抱えている現役世代には、「老後は各自、どのようになるか分からない。できる範囲でリスクの少ない投資や貯蓄をすること。お金のことだけでなく趣味や友人を持つこと」も大切だとアドバイスされていました。
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