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金融資産8000万円「正直貯めすぎた。現役時代にもっと使っておけばよかった」68歳男性からの助言

どんなに貯めても不安が尽きない老後資金。実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、京都府在住68歳男性のケースを紹介します。

あるじゃん 編集部

あるじゃん 編集部

1995年に創刊し、2012年に休刊した月刊の投資情報誌『あるじゃん』をルーツに持ち、ファイナンシャルプランナー、税理士、社会保険労務士などマネーの専門家とともに、お金の貯め方・備え方・増やし方をわかりやすく解説するほか、マネー最新トピックス、おトク・節約コラムなど、役立つ情報を発信しています。

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相次ぐ物価上昇で「もはや老後資金は2000万円では済まないのでは」と、不安が増す昨今。ただ、「現役時代にもっと貯蓄すべきだった」と嘆く人がいる一方で、「元気なうちにお金を使うべきだった」と悔やむ人がいるのも事実です。

実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、京都府在住68歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

60代男性_老後資金
回答者本人:68歳男性
同居家族構成:本人のみ
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:京都府
リタイア前の職業:医療従事者
リタイア前の年収:750万円
現在の現預金:2000万円、リスク資産:6000万円
これまでの年金加入期間:厚生年金516カ月

現在の収支(月額)

老齢基礎年金(国民年金):6万5000円
老齢厚生年金(厚生年金):14万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

年金以外の収入:給与収入120万円(年額、学校等の環境衛生検査)、不動産投資100万円(年額)

支出:30万円

「私の死後、遺産相続で子どもたちに苦労をかけると思う」

現在、およそ預貯金2000万円、リスク資産6000万円を保有しているという投稿者。

自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「正直貯めすぎた。現役時代にもっと使っておけばよかった」と回答。

その理由として、「配偶者は死去し、現在独居で不動産を保有しているから。私の死後、遺産相続で子どもたちに苦労をかけると思う」と語っています。

「老後資金は5000万円程度あれば十分だったと感じている」

現役時代は、老後資金として「5000万円」貯めることを目標にしていたそう。

「85歳まで年250万円くらい、年金不足分に充てることができると思って」備えてきたといいます。

実際に年金生活を迎えた今、やはり老後資金は目標としていた「5000万円」程度で十分だったのでは、と感じているそうです。

実際は「目標額以上の蓄えがある」ため満足している反面、前述のように持て余してしまっている状況のようです。

「今の生活に満足している。経済的には困っていないから」

今の生活の満足度については「満足している」という投稿者。

理由として「経済的には困っていないから」と語ります。

老後資金に不安を抱えている現役世代には、「老後は各自、どのようになるか分からない。できる範囲でリスクの少ない投資や貯蓄をすること。お金のことだけでなく趣味や友人を持つこと」も大切だとアドバイスされていました。

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