現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住67歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
住居形態:賃貸
居住地:神奈川県
リタイア前の雇用形態:パート・アルバイト(非常勤講師)
リタイア前の年収:450万円
現在の預貯金:3500万円、リスク資産:5500万円
これまでの年金加入期間:国民年金180カ月、厚生年金80カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):3万8084円老齢厚生年金(厚生年金):1万8031円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「現在の年金額に満足していない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「家賃だけでも月11万円、月々の年金だけでは生活できない」と語っています。
ひと月の支出は「約18万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「生活のためと退屈しのぎに塾講師をしている」
年金で足りない支出については「アルバイトで得た収入から補填(ほてん)」しているという投稿者。現在は「年金をもらいながら塾の非常勤講師をしている。理由は年金だけでは生活できないからと、仕事をしないでぶらぶらするのが退屈だから。収入は月々30万円くらい。他に国債の利息が年2回、年間30万円ほどある」と言います。
また年金生活においては節約のために「外食をしないで自炊している」とあります。
「70代になって仕事をやめたら、今の貯金で生活できるのか不安」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことはあるか、との問いには「企業に勤めていたのが7年ほどで、その間は厚生年金を納めていた。しかしその後はアルバイト生活で国民年金を納めた。国民年金も満額ではなく、15年間ぐらいしか納めていない。そのため厚生年金と国民年金を合わせても、月々5万円ほどの年金しかない。年金だけではとても生活できず、もっと企業勤務を続けていればよかった」と回答。今の生活での不安については「今のところ健康に問題ないのでアルバイト生活を続けている。この先70代になって仕事をやめた場合、貯金を切り崩すことになると思う。今の貯金で足りるのか不安」とコメント。
一方で「今は仕事を続けているので、年金でもらうお金はお小遣いぐらいにしか考えていない。年金が入る月はうれしくて、旅行に行っている」と今の生活の楽しみも教えてくれました。
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