All About編集部は2025年9月11日~12日にかけて、全国20~70代の男女250人を対象に「神戸市9区のイメージ」に関するアンケート調査を実施。その結果をランキング形式で紹介するとともに、神戸生まれ・神戸育ちのAll Aboutガイド・大谷修一さんに神戸の「高級住宅地」について聞いてみました。
2位:中央区/42票
2位は中央区でした。中央区は神戸市の中心に位置し、新神戸駅や神戸空港を有するため交通の便が非常によいエリアです。商業、観光、行政の中心地であり、三宮や元町ではショッピングも存分に楽しめます。地価が高いことから、高級住宅地として認識されることが多いようです。回答者からは「神戸市の物件を探していた際に、中央区の物件は他と比較して割高だった記憶があるためそのような印象があります」(20代女性/兵庫県)、「北野や旧居留地周辺には高級マンションや外国人住宅が多く、洗練された街並みがあるため」(30代女性/兵庫県)、「百貨店などお店も多くあり、家賃相場も高いため」(40代女性/大阪府)などのコメントが寄せられていました。
1位:東灘区/129票
1位は東灘区でした。東灘区は神戸市東部に位置し、大阪や三宮へのアクセスがよい一方で、六甲山や住吉川など、自然豊かなエリアでもあります。特に御影、岡本、住吉山手といった地域は高級住宅地として名高く、この点も高い評価に繋がったようです。回答者からは、「岡本や住吉山手など、高級住宅街として知られるエリアが複数あるため」(30代女性/兵庫県)、「御影山手は多くの著名人や財界の人が住んでいるイメージ」(40代女性/東京都)、「神戸でもトップクラスの高級住宅街で、地価も高く山の手には昔の財閥の邸宅があったり、おしゃれなカフェが立ち並び大学のキャンパスなどもあります」(60代男性/兵庫県)などのコメントが寄せられていました。
>【全結果を見る】 神戸市9区で「高級住宅地」だと思うエリア
神戸に詳しい大谷さん「どの区というより山の手に」
神戸市の高級住宅地は、中央区から灘区、東灘区にかけて広がる六甲山麓沿いに集中しています。六甲山と大阪湾に挟まれて東西に広がる地形に沿って、北側に阪急電鉄、中央部にJR、南に阪神電鉄が並行して走っていますが、JRより北側の山麓に一戸建ての高級住宅が多く立ち並びます。緑豊かな環境と美しい眺望を備えたこの地域は、明治の開港当時から外国人や財閥、知識人の住宅エリアでした。また西に位置する須磨区、垂水区の高台にも、瀬戸内海や明石海峡大橋を望む邸宅が点在しています。神戸の高級住宅地は「どの区に住むか」というよりも、「六甲山麓の緑と眺望」や「海を望む景観」という環境に重きが置かれ、文字通り「山の手」と呼ばれるエリアに集中しているのが特徴です。
【大谷 修一プロフィール】
神戸大学卒業。神戸生まれ・神戸育ち、北海道在住の風水師。得意とするのが風水と旅行を掛け合わせた「風水トラベル」。雑誌やテレビ番組、本の執筆のため、北は利尻・礼文の島々から南は道南・松前まで北海道内の津々浦々を巡り、風水エネルギーたっぷりのパワースポットやその土地土地の名湯名泉、美味しい食べ物を取材・発信している。
<調査概要>
調査期間:2025年9月11日~12日
調査方法:インターネット調査
回答者属性:全国20~70代の男女250人(20代:51人、30代:83人、40代:66人、50代:40人、60代:9人、70代:1人)
※回答者のコメントは原文ママ