現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、三重県在住66歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(57歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:三重県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:750万円
現在の預貯金:800万円、リスク資産:25万円
これまでの年金加入期間:厚生年金480カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万3466円老齢厚生年金(厚生年金):5万5704円 (企業年金で一部を代行している可能性あり)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金18万3990円
配偶者の年金や収入:給与収入200万円(年額)
「企業年金を含めると月の年金は30万円」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「企業年金が多く、年金合計で月30万円あり、仕事もしているので、末っ子がまだ大学生3年生で大学院にも進学予定であるが、節約したらやっていけるから」と語っています。
とはいえ、ひと月の支出は約「45万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「給与収入プラス節約が欠かせない」
前述のように、現在も「仕送りや働けなくなったときのために正社員として働いており、月給31万円」を得ているという投稿者。同時に日々の節約も欠かさないそうで、「電気はこまめにプラグを抜いたり、皿洗いのときの水道も箸の太さ位の水量にしています。生活必需品は、月3回ある安くなる日に買っています」とあります。
「一律で在職老齢年金の支給停止があることに不満」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「個人年金保険に入っておけばよかったかな」と回答。財形年金には加入していたものの「バブル崩壊で、以降金利の急激な低下により予想していた年金額には程遠いものとなったため解約して使ってしまい、再加入しなかった」と悔やみます。
今の生活での不安や不満については「今は法律が変わり少しは改善しましたが、家庭事情があるにもかかわらず、一律に在職(老齢)年金の支給停止があることには不満」があると投稿者。
一方で「自分の年金と給与で、末っ子が東京大学で勉強していることはとてもうれしく」誇らしく感じているとのこと。まだまだ「節約して頑張ろうと思います」と力強く語られていました。
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