インフレによって、私たちの消費スタイルはどのように変化しているのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、物価高騰の影響で買わなくなったものについて、福岡県在住56歳女性のケースを具体的に紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、長女(21歳)、次女(18歳)
居住地:福岡県
雇用形態:正社員
年収:500万円
現預金:450万円、リスク資産:0円
月の支出:約40万円
「ユニクロのエアリズムを買わなくなりました」
昨今のインフレで生活に影響があるかとの問いに、「とても影響を受けている」と回答した投稿者。物価の高騰により買わなくなったものについて尋ねると「ユニクロのエアリズムのインナー」と回答。
具体的には「エアリズムのブラトップが1490円から1990円になり、年1回4着(子ども2人分)買っていたが、よれよれになってから買いなおすようになった。ここ2年で2つしか買っていない」とあります。
そのほかにも「オリーブオイルが500円から980円に値上がりしたので、2カ月に1回購入していたが買うのをやめた」そうで、現在は代替品として「パスタやオムライスを作る時、コーン油を使っている。パスタもペペロンチーノよりもトマトソースの出番が増えた」とのこと(全て投稿のあった2025年7月時点の値段)。
今後「ユニクロインナーは底値が1480円になれば年に4着はほしい。オリーブオイルは680円くらいになったら2カ月に1回買いたい」と語っています。
「これ以上高くなると困るものはお米」
まだ購入を続けているが、これ以上高くなると困るものについては「お米。平日は毎日3人分のお弁当を作っているので、お米を買わないわけにはいかない。これほど高くなるとは思っていなかった。パン系のお弁当は味気ないしすぐおなかが減るため悩んでいる」と投稿者。現在は「1カ月5kgを2回、約4200円で買っている。5kg5000円以上になれば月に1回にして、夜は麺類をメインにした料理に変更」を考えると言います。
ただ、お米に関しては値上げしても仕方がないとも感じているそう。「貧乏でもおいしく食べたいので、古古米ではなく、お米は単一米を買いたい」と納得している様子です。
逆に、いまだに安くて助かっているものについては「九州のうどんチェーンの牧のうどんのセット。うどん4玉、スープ、ネギ、天かす付きで570円。かまぼこを薄くスライスして2切れずつ乗せたら、親子3人600円でおいしいご飯になる」とコメントされています。
「お金がかからない楽しみを教えてほしい」
今の生活を続ける上での気掛かりは、定年後のこと。「子どもの学費がちょうど終わる頃に定年になる。シングルマザーなので、子どもが小さい頃から看護師として働きながら節約して、貯金しながら生活してきた。定年後に健康を損なわずどこまで働けるかと、老後の資金が足りるのかが不安」と感じているそう。おすすめの節約方法は「まずは携帯電話を格安キャリアにする。また不要なものをメルカリで売る。スーパーは少し遠い格安スーパーに行く」とのこと。
逆に周りの人に「収入を増やすために何をされているか伺いたい。お金がかからない楽しみも教えてほしい」と語られていました。
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