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金融資産5500万円「毎月、天引きで給料の3分の1程度の財形貯蓄を続けた」62歳女性の堅実な準備

どんなに貯めても不安が尽きない老後資金。実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住62歳女性のケースを紹介します。

あるじゃん 編集部

あるじゃん 編集部

1995年に創刊し、2012年に休刊した月刊の投資情報誌『あるじゃん』をルーツに持ち、ファイナンシャルプランナー、税理士、社会保険労務士などマネーの専門家とともに、お金の貯め方・備え方・増やし方をわかりやすく解説するほか、マネー最新トピックス、おトク・節約コラムなど、役立つ情報を発信しています。

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相次ぐ物価上昇で「もはや老後資金は2000万円では済まないのでは」と、不安が増す昨今。ただ、「現役時代にもっと貯蓄すべきだった」と嘆く人がいる一方で、「元気なうちにお金を使うべきだった」と悔やむ人がいるのも事実です。

実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住62歳女性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

60代女性_老後資金
回答者本人:62歳女性
同居家族構成:本人のみ
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:神奈川県
リタイア前の職業:公務員
リタイア前の年収:1000万円
現在の現預金:2500万円、リスク資産:3000万円
これまでの年金加入期間:国民年金40カ月、厚生年金440カ月、個人年金保険10年

現在の収支(月額)

老齢基礎年金(国民年金):なし
老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険10万円

年金以外の収入:株の配当約10万円(年額)、社債利子36万円(年額)

支出:28万円

「社会人になってからは貯蓄や投資をそれなりにやってきた」

現在、およそ預貯金2500万円、リスク資産3000万円を保有しているという投稿者。

自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「ちょうどいい」と回答。

その理由として、「新卒で金融機関に就職したので、社会人になってからは貯蓄や投資をそれなりにやってきたから」と語っています。
 

「老後資金は6000万円程度必要だった」

現役時代は、老後資金として「5000万円」貯めることを目標にしていたそう。

そのために「毎月、天引きで給料の3分の1程度の財形貯蓄を続けた。(一定額)まとまると国債、社債、株を購入した。それがまたまとまったら住居を購入するなど運用」して資産を増やしてきたといいます。

しかし今の生活を送るうえで、老後資金は「6000万円」程度必要だったのでは、と感じているとのこと。

投稿者としては「貯めてきたと思ったが、投資はプラスマイナスもあった。税金が高い時にアクティブファンドなどの手数料が高かったので、NISAへの乗り換えで損切りした」とあり、もっと上手に増やせたはずとの後悔があるようです。

「インデックスファンドへの積み立てを生涯継続する予定」

今の生活についての満足度は「普通」と投稿者。

現在はおもに個人年金保険や準備してきた貯蓄を生活に充てているようですが「余裕があるかと思ったが、これからの物価高を考えると節約する必要がある」との不安が生じたそうで、インフレ対策として預金や個人年金の一部を使い「インデックスファンドに少額だが毎月積み立て始めた。生涯継続する予定。必要があれば適宜、取り崩すつもり」と語ります。

老後資金に不安を抱えている現役世代には、「老後資金2000万円はもはや考えなくていいと思う。人によって貯蓄額、年金額、支出額はそれぞれ違う。また持ち家か賃貸か、子ありなし、孫ありなしの差もでてくる。現役で働いている間に自分はいくら必要なのか、ある程度ライフスケジュールを立てるべき」とアドバイスされていました。

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