現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、静岡県在住68歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:68歳男性同居家族構成:本人、妻(64歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:静岡県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:900万円
現在の預貯金9500万円、リスク資産200万円
これまでの年金加入期間:厚生年金492カ月、個人年金保険25年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万3041円老齢厚生年金(厚生年金):14万5515円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金5万円、個人年金保険5万5000円
配偶者の年金や収入:年金94万円(特別支給の老齢厚生年金)、企業年金54万円、個人年金保険18万2880円、給与収入60万円(全て年額)
「毎月の余裕資金は10万円」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「毎月の余裕資金が最低10万円はあるから」と語っています。
ひと月の支出は約「35万円」。夫婦の年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「外食は月1回程度で、自炊中心」
現在は仕事をしていないため、投稿者自身に年金以外の収入はないとのこと。そのため、「外食は月1回程度で、自炊中心」を心掛けるなど、日ごろから節約を意識しているそうです。
くわえて「現役の時から、1万円以上の物品を購入する時は、事前に夫婦で相談しています」とあり、協力しながら家計管理を進めてきた様子です。
「NISAで月10万円の積立投資」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「無理のない範囲で、リスク資産にもっとウエートを置けばよかった」と後悔を口にします。現在のリスク資産は約200万円。これから先「健康のことや、物価上昇に不安」があるため、「物価対策として、NISAで月10万円の積立投資」を始めたと言います。
一方で「自分の趣味に没頭したり、妻との生活を楽しんだり。活動を通して少しばかり、地域の役に立っている」と老後生活の喜びも教えてくれました。
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