現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住68歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、夫(76歳)、息子(39歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:450万円
現在の預貯金:1500万円、リスク資産:700万円
これまでの年金加入期間:国民年金65カ月、厚生年金336カ月、個人年金保険10年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):5万4900円老齢厚生年金(厚生年金):6万6250円 (繰り下げ受給)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:年金6万円
「60歳前に70歳まで働く覚悟をした。年金だけになったら足りなくなると思う」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「今現在、まだ働いているから。年金だけになったら足りなくなると思う。保険料を支払わなかった時期もあったので、少ないのは仕方ないと思う。60歳前に70歳まで働く覚悟をし、(厚生)年金を3年繰り下げる事を決めた」と語っています。
ひと月の支出は「約30万円」。夫婦の年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「介護職の仕事をしていて、年収は300万円くらい」
年金で足りない支出については「パートの収入から、月に10万円ほど引き出し」て賄っているという投稿者。年金以外の収入としては、「月18日勤務の介護職の仕事をしていて、年収は300万円くらい。まだ働けるし、旅行にも行きたい。息子は障害があり、生活費はもらってないのでその分も必要になる。他には、国債や株の配当15万円(年額)程度」を得ているといいます。
年金生活においては「仕事後の夕食作りは本当に辛いが、なるべく外食はしない。食材を管理し、無駄を出さない。無駄な物を買わない。ボイ活をする。車はもう少ししたら処分する予定」とあり、節約を意識されているようです。
「貯金の取り崩しで足りるだろうかと不安になる」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「保険料をきちんと支払えばよかった。支払えないときは、免除手続きをすればよかった。お金についての知識をもう少しつけておけばよかった」と回答。今の生活での不安については「仕事ができなくなったら、貯金の取り崩しで足りるだろうかと不安になる。リスク資産はほぼ投資信託。運用しながら取り崩すつもりだが、暴落があるかもしれない。文字通り、死ぬまで働くことになるかもしれないと思っている」とコメント。
一方で「庭仕事や、低山登り、旅行などを楽しんでいる。今は仕事で疲れてしまうが、引退したら猫カフェに行ったり高齢者関係のボランティアをしたい」とこれからの目標も教えてくれました。
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