現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、奈良県在住69歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(62歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:奈良県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:900万円
現在の預貯金7000万円、リスク資産400万円
これまでの年金加入期間:厚生年金510カ月、個人年金保険10年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし(70歳まで繰り下げ予定)老齢厚生年金(厚生年金):1万円(在職老齢年金制度により一部支給停止)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険11万円
配偶者の年金や収入:なし
「給与所得が850万円くらいあり、老齢厚生年金がカットされた」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「給与所得が850万円くらいあるので、老齢厚生年金がカットされている。繰り下げの対象にもならない。これまでに2000万円程度、厚生年金保険料を支払ってきた。不支給なのは理不尽だと思う」と語っています。
ひと月の支出は約「50万~60万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「大学の非常勤教員や民間企業の非常勤顧問の収入などで、年金不足分を補填している」
年金で足りない支出については「勤労収入でほぼ賄っている」という投稿者。年金以外に「週5日の大学の非常勤教員、民間企業の非常勤顧問、特許収入、株の配当金」の収入があるといいます。
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「山ほどあるが、後悔しても何のメリットもないので考えないことにしている」と回答されています。
「今まで負担した保険料の分を、給付してほしい」
今の生活での不満については、やはり年金制度のこと。「保険料を負担した分、給付してほしい。本来なら老齢厚生年金だけで月20万円くらいはあるはずなので、それがあれば本格的な老後に向けて貯められる」とコメント。一方で「息子が大学院に進学した。雑誌に掲載される息子の論文と、来年博士号が取得できることを楽しみにしている。他には年に3~4回、妻と1~3泊の国内旅行に行ってリフレッシュしている」と今の生活の楽しみも教えてくれました。
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