All About編集部は2025年7月16日~17日にかけて、全国20~60代の男女250人を対象に「大阪市24区のイメージ」に関するアンケート調査を実施。その結果をランキング形式で紹介するとともに、All About「飛行機の旅」ガイドで大阪出身・在住のシカマアキさんに大阪の「子育て環境」について聞いてみました。
2位:北区/40票
2位は北区でした。北区は大阪駅・梅田駅を有する大阪の中心地です。オフィスや商業施設が多いエリアですが、再開発により高層マンションが増え、住宅地としての人気も上昇しています。駅の周りに進学塾や予備校が集まっていることから、「富裕層が多くて教育にお金をかけられそう」とイメージされる方が多いようです。回答者からは「進学校や塾とかも多く、高所得者が多いと思うので」(20代男性/京都府)、「難関校や有名私立校が多く、塾や予備校も集中しているため」(40代女性/静岡県)、「教育に力を入れる家庭が多い印象です。大阪の中心で有名進学校も多数」(50代男性/兵庫県)などのコメントが寄せられていました。
1位:天王寺区/76票
1位は天王寺区でした。天王寺区は大阪市の中心に位置しながらも、静かな住宅街が広がるエリアです。再開発により人口が増加しており、ファミリー層も多く移り住んでいます。区内に有名進学校や進学塾が多数あるため「文教地区」「教育熱心な家庭が多い」という評価につながっているようです。回答者からは「公立、市立共に進学実績のある高校が比較的多く立地し、大学受験にむけた指導が熱心に思えるためです」(20代男性/東京都)、「大阪星光学院、清風、四天王寺など名門校がゴロゴロ。中学受験もめっちゃ盛んで、周辺の塾激戦区。教育に力入れてる家庭が多いから、自然と学習環境もハイレベル」(30代女性/秋田県)、「お金持ちが多そうなので教育ママがたくさんいそう」(50代男性/長野県)、などのコメントが寄せられていました。
>【結果を見る】大阪市24区で「教育熱心」と思うエリア
大阪に詳しいシカマアキさん「名門校が多く集まる文教地区」
1位の「天王寺区」は、大阪府下きっての名門校が多く集まる文教地区として知られ、その周辺も含めて、進学塾や予備校が集まる“激戦区”でもあります。大阪の中心部でありながら、落ち着いた雰囲気があり、公園や寺社なども点在しています。さらに、交通アクセスや買い物の利便性など、教育環境に加え、住み心地のよさも魅力のエリアです。また、2位の「北区」は、一流企業のオフィスが入る高層ビルが多く立ち並ぶほか、近年は大規模複合施設グラングリーン大阪の全面開業などもあり、大阪を代表する「大都会」というイメージがあります。地価が最も高くてタワーマンションも多く、その生活水準の高さから、子どもの教育に十分なお金をかけられる富裕層が多く住んでおり、教育環境も充実していることが、人気の理由と考えられます。
【シカマアキ プロフィール】
大阪市出身。関西学院大学社会学部卒業後、読売新聞の記者として約7年、さまざまな取材活動に携わる。その後、国内外で雑誌やWebなど向けに取材、執筆、撮影。主なジャンルは、旅行、飛行機・空港、お土産、グルメなど。ニコンカレッジ講師をはじめ、空港や旅行会社などでのセミナーで講演活動も行う。
<調査概要>
調査期間:2025年7月16日~17日
調査方法:インターネット調査
回答者属性:全国20~60代の男女250人(20代:63人、30代:78人、40代:69人、50代:32人、60代:8人)
※回答者のコメントは原文ママ