現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、千葉県在住62歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
居住地:千葉県
リタイア前の雇用形態:パート・アルバイト
リタイア前の年収:100万円
現在の資産:預貯金2900万円、リスク資産0円
これまでの年金加入期間:国民年金347カ月、厚生年金95カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし(受給前)老齢厚生年金(厚生年金):なし (受給前)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):11万9180円
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「遺族年金が廃止されるのではと不安」
今回の投稿者は、遺族年金を受給しているという62歳の女性。現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答。その理由として「今後、遺族年金が廃止されるということを知ったから」と語っています(遺族年金の見直しについては、すでに受給している人は配慮措置があるため、投稿者は制度改正の影響を受けません)。
ひと月の支出は「16万8943円」。年金のほかに給与収入があるため「毎月賄えている」と回答されています。
「清掃の仕事を掛け持ちして月収11万円ほど」
現在は「清掃の仕事のダブルワーク」をしているそうで、「2時間週3日」の仕事で月「3万円弱」と、「3時間週5日」の仕事で月「8万円弱」の給与を得ているそう。
月収は合わせて11万円ほどあるものの、「定期的な通院があるため、これ以上仕事は増やせない」と収入は不十分だと感じている様子。
また年金生活においては節約も心掛けていて、「食品は業務スーパーで購入」するなどの工夫をしているとあります。
「ダブル介護で働けなかった後悔がある」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「ダブル介護で働けなかったので仕方ないが、働いていればよかった」と回答。今後気掛かりなことについては、「いつまで働けるか、病気、介護、老後資金の枯渇」とあり、老後の不安は尽きない様子です。
一方で今の楽しみは「スマホ教室、ポイ活、老後生活についての無料のオンライン相談」だそう。新しいことを学んだり、他人と悩みを共有して気分をリフレッシュしておられるようでした。
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