実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、福島県在住74歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、長男
住居形態:賃貸
居住地:福島県
リタイア前の職業:自営業・自由業
リタイア前の年収:350万円
現在の金融資産:預貯金10万円、リスク資産0円
これまでの年金加入期間:国民年金480カ月、厚生年金不明、企業年金300カ月
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金・厚生年金):8万5000円障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金2万円(年額)
年金以外の収入:なし
支出:15万円
「貯金することができなかったために現在苦しい」
現在、およそ預貯金10万円を保有しているという投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「足りない。現役時代にもっと貯めておけばよかった」と回答。
その理由として、「貯金することができなかったために現在苦しい。息子も働くことができず、年金だけでは生活ができない。毎日一食を食べることができたりできなかったりという生活。もういつ死んでもいいと思っている」とあり、かなり苦しい日々を過ごされている様子です。
「老後資金は5000万円程度必要だった」
現役時代は、老後資金として「2000万円」貯めることを目標にしていたそう。しかし「備えのために貯金しても、結局何かで使うことになり引き出してしまった」とあり、思うように貯金ができなかったといいます。
実際に年金生活を送る今、老後資金は「5000万円」程度必要だったのでは、と感じているそうです。
また現在は賃貸暮らしとのことですが、過去を振り返り「家を建てる際に株を全て手放してしまった。それが間違いだった」と後悔していることを語ります。
「食べる物もなくギリギリの毎日に満足などできない」
今の生活の満足度については「まったく満足していない」という投稿者。「食べる物もなくギリギリの毎日」と金銭的に厳しい現状を語ります。
そんな過酷な状況の中、老後資金に不安を抱えている現役世代にアドバイスすることはもはや「何もない」とコメントされていました。
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