ここではAll Aboutが募集している「人生でもっとも値上がりした株」のエピソードから、実際の成功体験をご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
居住地:兵庫県
雇用形態:正社員
世帯年収:550万円
金融資産:現預金2500万円、リスク資産1億500万円
■リスク資産内訳
投資信託:680万円
iDeCo:304万円
外国債券:54万円
日本株:9470万円
「中外製薬で8バガー達成、保有数は1500株」
投資歴は「20年」、日本株を中心に運用しているという40代の投稿者男性。これまで保有してきた中でもっとも値上がりした銘柄は、中外製薬<4519>だと言います。
最初の購入は「2011年4月。当時400株、株式分割考慮後1200株」とのこと。さらに「2017年2月からは積み立て」でも追加購入を行ったそう。
もっとも株価が上昇したのは投稿時点の「2025年5月、初回購入から14年後」。この時の保有株数は「1500株」、元本137万円が最大で1290万円に達し、「8バガー」を記録したと言います。
購入のきっかけについて「当時、関節リウマチ治療薬『アクテムラ』の売上が伸びていて、パイプライン(新薬候補)の充実ぶりから目を付けた」とコメント。
「当時は資産株という位置づけぐらいにしか思っておらず、ここまで値上がりするとは思わなかった。今でも株価は平均単価の8倍で、当初購入した分だけで見ると17倍になっている」と語っています。
「8バガー後も売らずにすべて保有中。元本は配当で回収できる見込み」
途中、株価の変動などで気持ちが揺れたことがあったか、という質問には「2014年くらいに国の薬価引き下げが大きくなって、製薬企業に逆風になると思ったとき」や「親会社のロシュが中外製薬を完全子会社化するという報道が流れ(ストップ高になった)たとき」を挙げた投稿者。それでも「中外製薬の新薬開発パイプラインの充実ぶりで売ることができなかった」とあり、現在も「すべて保有のまま」とのこと。
「『ヘムライブラ』や『ピアスカイ』、世界有数の製薬会社イーライリリーに導出した『オルフォルグリプロン』といった新薬開発に立て続けに成功している。世界的な薬価の引き下げ懸念はあるものの、収益構造から考えると多少の逆風も跳ね返すことができる」と予想。
また「再来年の配当金で投資元本は全額回収できる見込み。今期は特別配当で大幅増配のガイダンスを出しており」保有継続の判断に非常に満足していると述べています。
最後に保有株が大きく上がったことが暮らしに影響したか、の質問には「何も変わらないです。昨年亡くなった母が株式投資をしており、幼稚園児の時から株式ニュースを一緒に見ていました。そんな母の『製薬企業は化ける』『数は力なり』という言葉が金言です。100株で株価10倍と200株で株価5倍は結果は同じ。でも後者の方がより狙いやすいです。(母の)投資哲学は今でも輝いていると感じています」と教えてくれました。
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※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
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