横浜の観光・旅行

【2025年最新】横浜の博物館・美術館・ミュージアムおすすめ19選|歴史的建造物から最新技術まで

横浜ベイエリアの美術館・博物館・ミュージアムをピックアップ。横浜美術館やそごう美術館をはじめ、日本の文化となっているラーメンの歴史が分かる博物館まで19の施設を紹介します。

田辺 紫

田辺 紫

横浜 ガイド

神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドをつとめる。2009年4月、第3回かながわ検定 横浜ライセンス1級取得。公式ガイドブログ「横浜ウォッチャー」でも「見て、聞いて、食べて」実際に体験した横浜情報を発信。

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横浜市内には、いろいろな美術館・博物館・ミュージアムがあります。横浜ならではの歴史的建造物を利用した施設から、日本の文化であるラーメンの歴史が分かるミュージアムまで、横浜ベイエリアにある、観光がてら訪れたいおすすめの施設をピックアップします。
横浜ならではの美術館・博物館・ミュージアムを紹介!

横浜ならではの美術館・博物館・ミュージアムを紹介!

<目次>

【みなとみらい21地区】横浜美術館

1989年11月3日に開館した横浜美術館は建築家・丹下健三による設計(筆者撮影)

1989年11月3日に開館した横浜美術館は建築家・丹下健三による設計(筆者撮影)

迫力のあるシンメトリーな外観と、開放感あふれる吹き抜けのグランドギャラリーが特徴の横浜美術館。建築家・丹下健三による設計で、1989年11月3日に開館しました。国際的な港町、横浜にふさわしい美術館として、開港以降の近・現代美術を幅広く鑑賞できます。

年間を通じて1万5000点超(2025年3月現在)の所蔵品からテーマごとに展示を行うコレクション展、多彩な企画展が開催されています。
大空間「グランドギャラリー」を中心とする無料エリアは、より市民にひらかれた「じゆうエリア」となっている(筆者撮影)

大空間「グランドギャラリー」を中心とする無料エリアは、より市民にひらかれた「じゆうエリア」となっている。2025年2月の全館オープン取材時の様子(筆者撮影)

約3年の改修工事を経て、2025年2月8日に全館オープン。9つの展示室のほか、24万冊を超える蔵書がある美術図書室、多彩なワークショップを行うアトリエなどがあります。

大空間「グランドギャラリー」を中心とする無料エリアは、より市民にひらかれた「じゆうエリア」と命名。そこには新設された「ギャラリー9」なども含まれており、無料で見学可能です。

横浜美術館」情報
住所:横浜市西区みなとみらい3-4-1
TEL:045-221-0300
開館時間:10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)※展覧会により異なる場合あり
休館日:木曜、年末年始
入館料:展覧会により異なる
アクセス:みなとみらい線 みなとみらい駅 3番出口から徒歩5分、JR・横浜市営地下鉄 桜木町駅から徒歩10分
All About 横浜:横浜美術館が全館オープン「もっと気軽に美術館へ」無料で楽しめるエリアが拡張

【みなとみらい21地区】横浜みなと博物館

2022年6月にリニューアルした横浜みなと博物館エントランス(提供画像)

2022年6月にリニューアルした横浜みなと博物館エントランス(提供画像)

開港150周年となる2009年にオープンした、横浜港がテーマの横浜みなと博物館。VR(仮想現実)シアターやプロジェクションマッピングを活用した展示など体験型のコンテンツが充実しており、横浜港の歴史や船について楽しく学べます。
柳原良平アートミュージアム 展示風景(筆者撮影)

柳原良平アートミュージアム 展示風景(筆者撮影)

館内には、ウイスキーのキャラクター「アンクルトリス」の広告デザインや、船の絵で知られる故・柳原良平(やなぎはら りょうへい)さんの常設展示施設「柳原良平アートミュージアム」を併設。

また、現役時代のままで保存・展示されている「帆船日本丸」も向かい側にあり、あわせて見学できます。

横浜みなと博物館」情報
住所:横浜市西区みなとみらい2-1-1
TEL:045-221-0280
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで、展帆日は9:30開館)
入館料:大人800円、65歳以上600円、高校生以下300円(土曜日は特別料金100円)※横浜みなと博物館と帆船日本丸の両方を見学可
休館日:月曜(祝日の場合は翌日) ※年末年始など休館あり
アクセス:JR・横浜市営地下鉄 桜木町駅から徒歩5分

【みなとみらい21地区】三菱みなとみらい技術館

刷新された三菱みなとみらい技術館のエントランス(提供画像)

刷新された三菱みなとみらい技術館のエントランス(提供画像)

深海から宇宙まで幅広い分野を手がける三菱重工グループのものづくりや最先端の技術を紹介する、三菱みなとみらい技術館。2025年7月にリニューアルし、「UNIVERSE BLUE」というコンセプトのもと、エントランスとファサード(建物正面の外観)が刷新されました。

館内は、陸、海、空、宇宙のテーマ別ゾーンに加え、バーチャルツアーステーションをはじめとする展示・体験コーナーで構成されています。空・宇宙ゾーンにはロケットエンジンの実物、海ゾーンには深海調査船の実物大分解模型が展示されており、子どもも大人も楽しめます。理科実験やサイエンスショーなどのイベントも定期的に開催されています。

三菱みなとみらい技術館」情報
住所:横浜市西区みなとみらい3-3-1 KDX 横浜みなとみらいタワー
TEL:045-200-7351
開館時間:平日10:00~15:00(入館は14:30まで)、土日祝10:00~16:00(入館は15:30まで)
入館料:大人500円、中・高校生300円、小学生200円、未就学児と65歳以上は無料(要証明書)
休館日:火・水曜(祝日の場合は翌日)、年末年始および特定休館日
アクセス:みなとみらい線 みなとみらい駅5番けやき通り口から徒歩約3分、JR桜木町駅から徒歩約8分

【みなとみらい21地区】カップヌードルミュージアム 横浜(安藤百福発明記念館 横浜)

カップヌードルミュージアム 横浜(安藤百福発明記念館 横浜)外観(提供画像)

カップヌードルミュージアム 横浜(安藤百福発明記念館 横浜)外観(提供画像)

世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明した安藤百福(あんどう ももふく)のクリエイティブシンキング=創造的思考を体感できる、カップヌードルミュージアム 横浜

世界でひとつだけのオリジナル「カップヌードル」(当日配布の整理券または事前予約の「マイカップヌードルファクトリー利用券つき入館券」が必要)や「チキンラーメン」(要事前予約)を作ることができます。世界各国のさまざまな麺料理が味わえるフードアトラクションもあり、麺づくしの一日が楽しめます。

カップヌードルミュージアム 横浜(安藤百福発明記念館 横浜)」情報
住所:横浜市中区新港2-3-4
TEL:045-345-0918(案内ダイヤル)
開館時間:10:00~18:00(入館は17:00まで)
入館料:500円 ※高校生以下無料、一部のアトラクションは別途利用料が必要
休館日:火曜(祝日の場合は翌日が休館日)、年末年始
アクセス:みなとみらい線 みなとみらい駅または馬車道駅から徒歩8分

【桜木町】横浜市民ギャラリー

横浜市民ギャラリー外観(photo:UESUGI Akira、提供画像)

横浜市民ギャラリー外観(撮影:UESUGI Akira、提供画像)

横浜市民ギャラリーは、1964年に開館した市民のための創造・鑑賞の場です。2014年に現在のJR桜木町駅から徒歩10分の場所に移転しました。

美術団体を対象とした展示室の貸出のほか、年に数回、企画展を開催。「大人のためのアトリエ講座」や子ども向け講座「ハマキッズ・アートクラブ」なども行われています。

横浜市民ギャラリー」情報
住所:横浜市西区宮崎町26-1
TEL:045-315-2828
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)※展覧会ごとに開館時間が異なる
入館料:展覧会ごとに異なる
休館日:原則 毎月第3月曜、年末年始
アクセス:JR・横浜市営地下鉄 桜木町駅から徒歩約10分、京急線 日ノ出町駅より徒歩約8分

【横浜駅東口】そごう美術館

そごう美術館エントランス(提供画像)

そごう美術館エントランス(提供画像)

そごう横浜店6階にある、そごう美術館。1985年9月、百貨店における博物館としては日本で初めて博物館法に基づく登録を行い、開館しました。

鈴木信太郎などの油彩・水彩を中心に約200点を収蔵。近年は、漫画やアニメ、キャラクターなど幅広いジャンルの企画展を開催しており、若年層も多く来館しています。

そごう美術館」情報
住所:横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階
TEL:045-465-5515
開館時間:10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)※企画展の最終日など閉館時間が早まる場合あり
入館料:展覧会により異なる
休館日:そごう横浜店に準ずる
アクセス:横浜駅東口から徒歩約5分

【横浜駅東口】宮川香山 眞葛ミュージアム

《崖ニ鷹大花瓶 一対》初代 宮川香山(提供画像)

《崖ニ鷹大花瓶 一対》初代 宮川香山(提供画像)

明治時代、横浜に窯を築いた初代 宮川香山(みやがわ こうざん)の眞葛焼(まくずやき)を展示する、宮川香山 眞葛ミュージアム。世界各地の万国博覧会で絶賛され、多くの作品が海を渡った眞葛焼は、“幻のやきもの”とされてきました。

『世界に愛されたやきもの MAKUZU WARE 眞葛焼 初代 宮川香山作品集』(神奈川新聞社発行)の著者 山本博士氏により、フランス、イギリス、アメリカ等から里帰りを果たした名品が数多く見られます。初代 宮川香山の超絶技巧や魔術のごとき色彩の美しさを堪能できるとともに、その作風の変遷がよく分かります。

宮川香山 眞葛ミュージアム」情報
住所:横浜市神奈川区栄町6-1 ヨコハマポートサイド ロア参番館1階-2
TEL:045-534-6853
開館時間:10:00~16:00
休館日:平日(土日のみ開館) ※年末年始など休館あり
入館料:大人800円、中・高校生500円、小学生以下無料
アクセス:横浜駅きた東口より徒歩8分

【馬車道】神奈川県立歴史博物館(休館中)

関東大震災で焼失し、1967年に復元されたドーム屋根がシンボルの神奈川県立歴史博物館(筆者撮影)

関東大震災で焼失し、1967年に復元されたドーム屋根がシンボルの神奈川県立歴史博物館(筆者撮影)

国の重要文化財・史跡に指定されている旧横浜正金銀行本店の石造りの建物を利用した神奈川県立歴史博物館。かながわを中心とした歴史について、古代・中世・近世・近代・現代/民俗の5つのテーマに沿って展示されています。特別展や収蔵資料(浮世絵等)によるコレクション展も年に数回開催されます。

※工事のため、2026年9月まで休館中
神奈川県立歴史博物館」情報
住所:横浜市中区南仲通5-60
TEL:045-201-0926
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
入館料:常設展 20歳以上 300円、20歳未満200円、高校生・65歳以上 100円、中学生以下無料
コレクション展は無料、特別展は別途
休館日:月曜(祝日の場合は開館)※この他の休館はサイトで随時案内
交通・アクセス:みなとみらい線 馬車道駅から徒歩約1分

【日本大通り】横浜開港資料館

イギリス総領事館だった建物を活用している、横浜開港資料館 旧館(提供画像)

イギリス総領事館だった建物を活用している、横浜開港資料館 旧館(提供画像)

日米和親条約が結ばれた場所にある横浜開港資料館。中庭にはペリー来航当時からあったとされる、たまくすの木がそびえ立ちます。

新館には展示室(1階、2階)と閲覧室(地下1階)があります。展示室では横浜の開港に関する地図などの資料や開港後、横浜の街から生まれた「横浜もののはじめ」などが紹介されています。

旧館はイギリス総領事館だった建物を活用。現在は記念ホールが来館者の休憩室として使われているほか、ミュージアムショップ&カフェ「PORTER’S LODGE(ポーターズロッジ)」も敷地内に併設されています。

横浜開港資料館」情報
住所:横浜市中区日本大通3
TEL:045-201-2100
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
入館料:大人200円、小・中学生100円 ※毎週土曜は高校生以下無料、特別展開催時は別途
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始ほか
アクセス:みなとみらい線 日本大通り駅4番出口から徒歩2分

【日本大通り】ニュースパーク(日本新聞博物館)

機械遺産に認定されている大正~昭和期の輪転機「石川式マリノニ型輪転機」も間近に見られる(提供画像)

機械遺産に認定されている大正~昭和期の輪転機「石川式マリノニ型輪転機」も間近に見られる(提供画像)

ニュースパークは、日刊新聞発祥の地・横浜で、日本新聞協会が運営する情報と新聞の博物館。新聞・ジャーナリズムが果たす役割を親しみやすく、体験しながら学べます。

新聞があゆんできた道のりをたどる「新聞のあゆみ」、新聞の役割と新聞記者の仕事を紹介する「情報社会と新聞」、新聞ができるまでの流れを学ぶ「新聞を知ろう」の3つのゾーンで構成されています。

取材体験ゲーム「横浜タイムトラベル」では、新聞記者になり、歴史上の人物に話を聞いて、オリジナルの新聞を制作することも。

ニュースパーク(日本新聞博物館)」情報
住所:横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター(受付は2階)
TEL:045-661-2040
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般400円、大学生300円、高校生200円、中学生以下無料
休館日:月曜(祝日、開港記念日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月4日)
アクセス:みなとみらい線 日本大通り駅3番出口直結

【日本大通り】横浜都市発展記念館

煉瓦造下水道マンホールの模型や震災復興都市計画案の図などが展示されている(提供画像)

煉瓦造下水道マンホールの模型や震災復興都市計画案の図などが展示されている(提供画像)

昭和初期を中心に、都市形成・市民のくらし・ヨコハマ文化から、都市横浜の発展のあゆみをたどる、横浜都市発展記念館。明治時代のレンガ製下水道マンホールの模型、明治期のガス灯、横浜市内から出土した土木遺構などが展示されています。

歴史的建造物である旧横浜市外電話局を利用しており、同じ建物内には次に紹介する「横浜ユーラシア文化館」もあります。

横浜都市発展記念館」情報
住所:横浜市中区日本大通12
TEL:045-663-2424
開館時間:9:30~17:00(券売は16:30まで)
入館料:一般200円、小・中学生、横浜市内在住65歳以上100円(土曜は高校生以下無料) ※特別展、企画展は別途
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始ほか
アクセス:みなとみらい線 日本大通り駅3番出口直結

【日本大通り】横浜ユーラシア文化館

常設展 展示風景(提供画像)

常設展 展示風景(提供画像)

東洋学者の故・江上波夫氏が横浜市に寄贈した考古・歴史・美術・民族資料約2500点、文献資料約2万5000点をもとに、2003年3月に開館した横浜ユーラシア文化館。アジアとヨーロッパを合わせた広大なユーラシア地域に暮らす人々の民族・考古・歴史・美術に関する資料が、「砂漠と草原」「色と形」「技」「装う」「伝える」のテーマ別に展示されています。

横浜ユーラシア文化館」情報
住所:横浜市中区日本大通12
TEL:045-663-2424
開館時間:9:30~17:00(券売は16:30まで)
入館料:一般200円、小・中学生、横浜市内在住65歳以上100円(土曜は高校生以下無料) ※特別展、企画展は別途
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始ほか
アクセス:みなとみらい線 日本大通り駅3番出口直結

【日本大通り】シルク博物館

シルク博物館展示風景(提供画像)

シルク博物館展示風景(提供画像)

シルク博物館は生糸や絹織物など絹をテーマにした博物館。横浜開港百年を記念して1959年に開館しました。

横浜開港から昭和の初めまで、絹織物の元となる生糸は、日本の主力輸出品でした。オリジナルキャラクター「まゆるん」の案内に従いながら、クイズに挑戦したり、「かいこ」からシルク製品ができるまでを楽しく学べるようになっています。

生きている「かいこ」が観察できるのも同館ならでは。糸繰りやはた織りの体験、組ひもストラップ作りやまゆ人形作りなどのワークショップも好評です。

シルク博物館」情報
住所:横浜市中区山下町1 シルクセンター内
TEL:045-641-0841
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般500円、シニア(65歳以上)・大学生300円、高校生・小・中学生100円 ※特別展開催時は別途
休館日:月曜、年末年始ほか
アクセス:みなとみらい線 日本大通り駅から徒歩3分

【山手】神奈川近代文学館

神奈川近代文学館外観(撮影:今井 卓、提供画像)

神奈川近代文学館外観(撮影:今井 卓、提供画像)

神奈川県ゆかりの作家や文学作品に関連する肉筆資料、書籍、雑誌の収集、保存、展示を行う博物館と日本近代文学専門の図書館、講演会などを開催するイベントホールの3つの機能を併せ持つ、神奈川近代文学館

神奈川の文学を紹介する常設展のほかに、夏目漱石、芥川龍之介、谷崎潤一郎、川端康成など神奈川ゆかりの文豪の個人展や、詩歌、俳句や児童文学、大衆文学などテーマごとの展覧会も開催されています。

神奈川近代文学館」情報
住所:横浜市中区山手町110
TEL:045-622-6666
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
入館料:展覧会ごとに異なる
休館日:月曜(祝日の場合は開館)、年末年始(12月28日~1月4日)ほか
アクセス:みなとみらい線 元町・中華街駅6番アメリカ山公園口から徒歩10分

【山手】大佛次郎記念館

1階ロビーの様子。セブンランプの上には猫がのっている(提供画像)

1階ロビーの様子。セブンランプの上には猫がのっている(提供画像)

横浜ゆかりの作家「大佛次郎(おさらぎ じろう)」の業績と生涯を、さまざまな資料で紹介する大佛次郎記念館。常設展では、大佛次郎の生涯をパネルで紹介するほか、原稿や愛蔵品、大佛次郎の居室を再現した記念室などが観覧できます。

2階ギャラリーでは、年3回テーマ展示を開催。歴史、ライフスタイル、美術など多彩な切り口で、大佛次郎の人となりや作品に迫ります。愛猫家であった大佛次郎が所蔵していた猫の置物も多数展示されています。

大佛次郎記念館」情報
住所:横浜市中区山手町113
TEL:045-622-5002
開館時間:10:00~17:30(10月~3月は17:00、入館は閉館30分前まで)
入館料:大人200円、横浜市在住の65歳以上100円、中学生以下は無料(毎月第2・第4土曜日と23日は高校生以下無料)
休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始、展示替等の臨時休館あり
アクセス:みなとみらい線 元町・中華街駅6番アメリカ山公園口から徒歩10分

【山手】岩崎博物館(ゲーテ座記念)

西洋劇場ゲーテ座の面影を感じさせる、岩崎博物館(ゲーテ座記念)外観(提供画像)

西洋劇場ゲーテ座の面影を感じさせる、岩崎博物館(ゲーテ座記念)外観(提供画像)

1885年に建てられた西洋劇場ゲーテ座の跡地に建つ岩崎博物館は、学校法人岩崎学園が運営する服飾とアートのミュージアムです。1923年の関東大震災によって当時のゲーテ座は崩壊しましたが、1980年、往時の面影を感じさせる赤レンガの建物が再生されました。

企画展が行われるギャラリーをはじめ、クラシックを中心としたサロンコンサートなどが開かれる山手ゲーテ座ホールを備えています。16~19世紀スタイルのドレスを着て記念撮影してもらえる「ドレス体験コーナー(要予約、別料金)」やカフェも併設。

岩崎博物館(ゲーテ座記念)」情報
住所:横浜市中区山手町254
TEL:045-623-2111
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで、特別展等の際、若干の変更がある場合あり) ※ドレス写真撮影・喫茶室などの一部サービスは10:00~16:00
入館料:大人(高校生以上)300円、小人(小・中学生)100円
休館日:月曜(祝日の場合は翌日、年末年始・特別展等の際、変更する場合あり)
アクセス:みなとみらい線 元町・中華街駅6番アメリカ山公園口から徒歩約3分

【山下】横浜人形の家

山下公園の向かい側に位置する、横浜人形の家(提供画像)

山下公園の向かい側に位置する、横浜人形の家(提供画像)

横浜人形の家は、人形専門の展示施設として100以上の国の人形1万点以上を収蔵する人形専門の博物館。人形およびその資料類を通じて、世界の民俗・風習・歴史・文化等に触れる機会を利用者に提供しています。人間国宝に選ばれた平田郷陽(ひらたごうよう)などの作品も複数所蔵。

近年はフィギュアやキャラクタートイ、アニメなど、いわゆる「クールジャパン」と呼ばれる“新しい人形文化”の視点を取り入れた展示にも力を入れています。

横浜人形の家」情報
住所:横浜市中区山下町18
TEL:045-671-9361
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
入館料:大人(高校生以上)400円、小・中学生200円 ※企画展は別途観覧料が必要、シニア(65歳以上)は入館料が50円引き
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
アクセス:みなとみらい線 元町・中華街駅4番出口から徒歩3分

【新横浜駅】新横浜ラーメン博物館

世界初のインスタントラーメンである「日清チキンラーメン」が発売開始された昭和33年の夕暮れ時の街並みを再現した館内(筆者撮影)

世界初のインスタントラーメンである「日清チキンラーメン」が発売開始された昭和33年の夕暮れ時の街並みを再現した館内(筆者撮影)

新横浜ラーメン博物館(以下、ラー博)は1994年、世界初のラーメンのフードアミューズメントパークとして誕生しました。全国各地のラーメンが「飛行機に乗らずとも1カ所で味わえる」というのがコンセプトで、2025年8月現在、8店舗のラーメン店が出店しています。入場料がかかるだけあって、どのラーメンもハイクオリティーです。

館内は、世界初のインスタントラーメン「日清チキンラーメン」が発売開始された昭和33年の街並みを再現した、昭和レトロな雰囲気となっています。1階ギャラリーでは日本のラーメンの歴史が学べる展示も。

また、2023年4月にオープンした「ラー博スゴメンラボ」では、新発想のオリジナルカップラーメンをその場で作って持ち帰ることができ、お土産として人気です(有料)。

新横浜ラーメン博物館」情報
住所:横浜市港北区新横浜2-14-21
TEL:045-471-0503(代表)
開館時間:平日11:00~21:00、土日祝10:30~21:00 ※ラストオーダーは閉館時間の30分前(スゴメンラボは1時間前)
入館料:大人450円、小中高生100円(高校生は写真付き学生証提示で割引)、シニア(65歳以上)100円、小学生未満無料 ※このほか、入場フリーパスもあり
休館日:年末年始(12月31日、1月1日)
アクセス:JR新横浜駅より徒歩5分、相鉄・東急新横浜線、横浜市営地下鉄 新横浜駅10番出口から徒歩1分
All About 横浜:新横浜ラーメン博物館のおすすめラーメンは? 楽しみ方を徹底解説

【磯子区】はまぎん こども宇宙科学館

世界で最も多くの星を映し出すプラネタリウム投影機を備えた「はまぎん こども宇宙科学館」(提供画像)

世界で最も多くの星を映し出すプラネタリウム投影機を備えた「はまぎん こども宇宙科学館」(提供画像)

館全体が巨大な宇宙船をイメージした体験型科学館、はまぎん こども宇宙科学館。フロアごとにテーマの異なる5つの展示室があり、子どもから大人まで、自分でふれて体感して、楽しく遊びながら宇宙や科学のふしぎを学べます。

併設のプラネタリウムでは、直径23mのドーム全体に広がる迫力の映像と、リアルで美しい星がつくりだす、臨場感あふれる宇宙を体験できます。2023年2月8日には、世界で最も多くの星を映し出すプラネタリウム投影機として、ギネス世界記録認定TMに登録されました。

はまぎん こども宇宙科学館」情報
住所:横浜市磯子区洋光台5-2-1
TEL:045-832-1166
開館時間:9:30~17:00(入館は16:00まで)
入館料:大人400円、小・中学生200円(毎週土曜日は高校生以下無料)
※プラネタリウムへの入場は別途入場料が必要
休館日:第1・3火曜休館、年末年始、臨時休館
アクセス:JR洋光台駅から徒歩3分

このほか、「乗り物が好きな子どもと行きたい鉄道ミュージアム」については、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】
【横浜】乗り物好きの子どもと行きたい鉄道ミュージアム
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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