では、実際にシニア世代はどのように旅行を楽しんでいるのでしょうか。シニアがシニアにおすすめする旅行先はどこ? All Aboutが実施したアンケート調査から、シニアの旅のエピソードをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(65歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:茨城県
現在の金融資産:預貯金2200万円、リスク資産200万円
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万7000円老齢厚生年金(厚生年金):13万9000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
年金以外の収入:株の配当5000円
配偶者の収入:老齢年金7万円
ひと月の支出:22万円
「行ってよかったシニアの旅先はハワイのオアフ島」
現役引退後は「1年に4回以上、夫婦ふたり旅」をするという今回の投稿者。シニアになって行ってよかった旅先は、「2019年6月に夫婦」で訪れた「6泊8日のハワイのオアフ島」旅行だそう。
「定年退職後、最初の旅行」だったと言い、オアフ島を訪れたのは「結婚した時に訪れて以来、約33年ぶりだが、独身の時にも3回訪れていて、ハワイ事情はよく知っていた。なので、レンタカーを駆使してオアフ島内のほとんどの観光地を訪れた。感動した瞬間、楽しかった瞬間は、数限りない」と回顧。
「とにかくハワイの空気、匂い、雰囲気に囲まれているだけで十分(満足)です。ダイヤモンドヘッド頂上からの景色、パンケーキやガーリックシュリンプ等の食べ物、青く美しい海、爽やかな風。全てが大好きです」と魅力を語り、(中心地である)ワイキキ以外には「ダイヤモンドヘッドのトレッキングや、ノースショアのサンセットビーチでの夕日見学等」を、おすすめの観光プランとして紹介しています。
ただし、オアフ島に「初めて行く人には、パッケージツアーがお勧め」だそう。「空港からワイキキや、各観光地への移動手段の手配が必要ですから。島内を巡るにはレンタカーが必須ですが、左ハンドルの問題や、手続きの煩雑さがあるので、初心者は難しいと思います」と投稿者。
なお旅行にかかった費用は、夫婦で「自宅からハワイの往復交通費が約14万円。宿泊費が約12万円。現地でのレンタカー代が約4万円。食事代が約5万円。その他含めて、合計40万円くらい」とあります。
「年金生活に入る前に、綿密に計画を立てました」
旅費のやりくりについては「年金生活に入る前に、綿密に計画を立てました。健康寿命を75歳くらいと想定して、それまでに行きたいところには全て行こうと考え、旅行の予算を生活費とは別に設定」したとのこと。実際に年金生活に入ってからは「予算に沿って毎年の旅行先を検討し、加えてできるだけ節約した旅行を心がけて」きたと言います。費用を抑えるためには「LCC(格安航空会社)を使ったり、比較旅行サイトを使って宿泊代をできるだけ安価にしたりと、シニアならではの十分な時間を利用して、事前計画を丹念に考えることが、とにかく大切」と投稿者。
また、移動についても「妻が病気がちで長く歩くことができないので、遠方の観光地に行く場合は事前にレンタカーを手配し、できるだけ歩く距離を短縮するコースを考えて行きます。自宅から成田空港までが車で40分くらいなので、遠方の場合は基本的に成田空港から飛行機を使い、中部地方から東北圏内は自動車で行きます」と、体への負担を抑える手段を選んでいるそうです。
最後に、旅行を計画しているシニア世代に向けては、「自分たちの体力に合わせた計画を事前に考えておくこと。行先の情報を細かくリサーチし、効率よく、漏れのない旅行ルートを考えておくこと。後で後悔しないように」とアドバイスされていました。
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