現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、静岡県在住63歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(63歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:静岡県
リタイア前の雇用形態:自営業・自由業
リタイア前の年収:200万円
現在の資産:預貯金500万円、リスク資産200万円
これまでの年金加入期間:国民年金478カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):8万6000円(繰り上げ受給中、国民年金基金などを含むと推察)老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険85万円(年額)
配偶者の年金や収入:個人年金保険90万円(年額)
「現在の年金額に満足していない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「最近の物価上昇で、実質的には年金額が減少したのと同じだから。物価上昇に合わせて給付額を上げる必要がある」と語っています。
ひと月の支出は約「22万円」。夫婦の年金だけでは「年に1~2回足りない月がある」と回答されています。
「ほとんど外食をせず自炊している」
年金で足りない支出については「貯蓄から補填(ほてん)している」という投稿者。年金生活においては「ほとんど外食をせず自炊している。買い出しの回数を減らして、ガソリン代を節約。旅行の回数を減らし、なるべく近場に出かける。ビールの量を減らした」と日ごろから節約を心掛けている様子です。
「不安は多いが働かず穏やかに過ごせることが幸せ」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「20代の頃からNISAの制度があって今のように資産運用がブームになっていれば、自分も毎月積み立てをして非課税の資産ができていたかもしれない」と回答。今の生活での不安については「病気やケガなどの事態は想定しているが、コロナの時のようなパンデミックや自然災害が起こったときに、対処できるかどうか不安」とコメント。
一方で「犬の世話とガーデニングとサブスクでドラマ鑑賞の毎日。一番のぜいたくは働かなくても生活できていることだと思う。なるべく穏やかに過ごせれば、それで幸せ」と充実した日々を送られているようでした。
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