では、実際にシニア世代はどのように旅行を楽しんでいるのでしょうか。シニアがシニアにおすすめする旅行先はどこ? All Aboutが実施したアンケート調査から、シニアの旅のエピソードをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、配偶者
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:東京都
現在の金融資産:預貯金200万円、リスク資産6500万円
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):約7万円老齢厚生年金(厚生年金):約16万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):1万2000円
年金以外の収入:株の配当約200万円(年額と推測)
配偶者の収入:年金6万円
ひと月の支出:30万円
「行ってよかったシニアの旅先は槍ヶ岳」
現役引退後は「1年に4回以上、友人との旅」を楽しんでいるという今回の投稿者。シニアになって行ってよかった旅先は、「2024年7月に登山仲間」と訪れた「3泊の槍ヶ岳」旅行だそう。
飛騨山脈の南部にある槍ヶ岳は「日本のマッターホルン」と呼ばれ、多くの登山家が憧れる名峰。現地では「有名な表銀座コースを走破。1日8時間の登山で疲れたが、天候にも恵まれて、絶景の穂高連峰、槍ヶ岳を望み、槍の穂先に登頂できた。登る前は怖さがあったが、槍(槍ヶ岳の尖った山頂)を目にするとすーっと力が抜け、疲れも消えて一気に登頂できた」と旅の思い出を振り返ります。
槍ヶ岳を訪れるなら「事前の準備が大事。練習で登山を重ねて、体力をつけること。ある程度のスピードがないと、晴れる確率の高い午前中に槍ヶ岳は登頂できない」と投稿者。
旅の移動は車とバス、宿泊は山小屋を利用したそうで、旅行にかかった費用は1人当たり「合計7万円ほど」。しかし「山小屋の食事はよかったが、風呂もなく、雑魚寝。3日間ほとんど眠れなかった」と打ち明けています。
「体力がないと行動に制限が出る」
現役引退後は「年金で生活している」ものの、「株の配当が遊びの資金になっている」ため旅の費用はその範囲でやりくりしているとのこと。これから旅行を計画しているシニア世代へは、「体力がないと行動に制限が出るため、とにかく運動して体力を維持すること」が大事だとアドバイスを送ります。
特にシニアが登山を楽しむためにはもはや「軽い運動では体の衰えに抗えない」と、しっかりと体力をつけておくことの重要性を強調していました。
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