現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、福岡県在住66歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(63歳)、子ども(30歳)
居住地:福岡県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:650万円
現在の資産:預貯金1000万円、リスク資産0円
これまでの年金加入期間:厚生年金420カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし老齢厚生年金(厚生年金):8万2000円
障害基礎年金:6万円
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:障害年金9万1000円
「月々の収支は5万円以上の黒字」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「毎月5万円以上は黒字を出している」と語っています。
ひと月の支出は約「22万円」。夫婦の年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「夫婦で四六時中一緒にいて、家計簿を完璧に記入する」
現在は「息子が同居しているので生活費を5万円徴収」しており、年金では賄えない特別な支出にも対応できているそう。「光熱費など、半分負担させている。息子は30歳。無理やり結婚する必要なんてない。生涯独身でも、会社でも、誰も本人を非難などしない。私も息子に孫の顔を見せてくれなんて言ったことはない」と投稿者。
そのほかに「YouTubeで年間1万6000円くらい」の収入があるとのこと。また節約のために「夫婦、四六時中一緒にいて、絶対に別会計にしない。家計簿を完璧に記入する」とあります。
「いつ大病してあの世にいくのか」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「ない。新車販売の仕事など、59歳で三行半突き付けて辞めてやって大正解。60歳過ぎたら、運が悪ければ大病して死んでしまうんだから」と回答。しかし「後悔することがないと言えばウソになるかな。小学生のときの交通事故で障害者手帳4級になった。個別訪問販売のディーラーに転職してしまい、結果、加齢ともに、足の痛みで思うように仕事が出来なくなって、年収600万円の平課長で終わってしまった。事故は運命。どうしようもない」とも打ち明けます。
今の生活での不安や不満については「不満はない。不安は、いつ大病してあの世にいくのか。一日中一緒にいる嫁とも、いつかは別れの日が来るんだろうなとか」とコメント。
一方で今の楽しみは「近場ドライブ。月に一度くらいの温泉。日帰りバスハイク。小説創作。物書き。ご当地アイドルとオールディーズのライブ動画を撮ってYouTubeに投稿するYouTuber」と多彩。自分らしく人生を全うされているようでした。
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