現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住67歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(67歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:会社役員
リタイア前の年収:1100万円
現在の資産:預貯金2700万円、リスク資産2300万円
これまでの年金加入期間:厚生年金498カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万9000円老齢厚生年金(厚生年金):11万2000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:老齢基礎年金82万8000円(年額)
「夫婦の年金だけでは毎月5万円の赤字」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「夫婦2人合わせても年金だけでは赤字が5万円程度出るから」と語っています。
ひと月の支出は「約30万円」。夫婦の年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「カフェのアルバイトで小遣い稼ぎをしている」
年金で足りない支出については、「親族のアパートを管理して得た管理手数料の2万5000円と資産運用益から2万5000円を毎月補填(ほてん)」しているという投稿者。加えて「週に2日か3日、1回2時間程度、カフェでアルバイトをしています。月に3万円程度の収入は小遣いとして交際費や書籍代など」の楽しみのために使っているといいます。
年金生活においては特別な節約はしていないそう。「もともと外食はあまりしない生活スタイルなので外食費はかけません。食材をスーパーの特色に合わせて安いところを選択して購入します」とあります。
「慎ましく暮らせば老後2000万円もいらない」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「20代後半に勧められて定期付終身保険に加入して現在に至っていますが、もっと貯蓄性の高い養老保険などに加入していればよかった」と回答。今の生活の不安や不満については、「一時期、老後2000万円問題などと騒がれましたが、慎ましく暮らせばそんなにかからずに暮らせると思います。世の中、不安をあおるような情報が氾濫しているのが不満と言えば不満」と本音を語ります。
一方で「週1回のテニスや友人との飲食などあまりスケジュールを気にせず楽しめる」点は年金生活の利点だと投稿者。また「旅行も混まない時期に安く行けるので国内旅行年3~4回、海外旅行年1~2回満喫できる」とアクティブに日々を過ごされているようでした。
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