現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住67歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(62歳)
居住地:神奈川県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:2000万円
現在の資産:預貯金1200万円、リスク資産1200万円
これまでの年金加入期間:国民年金(加入期間は不明)、厚生年金538カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし(繰り下げ中)老齢厚生年金(厚生年金):18万6049円(繰り下げ受給)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金20万1303円(年額)、個人年金4万2347円
配偶者の年金や収入:給与収入240万円(年額)
「年金で物価上昇分をカバーできない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「年金で物価上昇分をカバーできない」と語っています。
ひと月の支出は約「18万円」。年金だけでは「年に1~2回足りない月がある」と回答されています。
「不要不急なものを買わない」
年金で足りない支出がある場合については「貯蓄の切り崩し」で賄っているという投稿者。年金生活においては「クリーニング代など、不要不急なものにお金を使わない。食費も子どもが独立してから夫婦2人の生活なので、コストの安い栄養を意識した食品中心に購入している」など支出を減らす工夫をしているとあります。
「生活リズムが整い体調もよい」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「貯金ではなく、不動産(を買う)など他の収入を(得る方法を)考えるべきだった」と回答。今のままでも「通常の生活は何とか継続できると思う」ものの、「ただし、首都圏直下型地震などの突発的災害で自宅が損壊したり、予期せぬケガや病気で長期入院になった場合は支払い能力が不足する」と不安を吐露します。
一方で「週に3~4回ジムに行き午前中運動した後に、午後は自宅でのんびり過ごす」と穏やかな老後生活の過ごし方も教えてくれた投稿者。
「生活リズムが整えられて体調もよく、健康診断の数値は現役時よりはるかによくなっている。これからも継続して健康管理に努めたい」と語られていました。
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