現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、広島県在住70歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

回答者本人:70歳男性
同居家族構成:本人、妻(73歳)
居住地:広島県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:800万円
現在の資産:預貯金700万円、リスク資産0円
これまでの年金加入期間:国民年金480カ月、厚生年金480カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):約5万3000円(繰り上げ受給と推察)老齢厚生年金(厚生年金):約13万8000円(繰り上げ受給と推察)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:年金約4万5000円
「持ち家がなければ厳しい状況だった」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「住居費は管理費と駐車場代で約2万円強、特段ぜいたくや病気、けがをしなければ月々の支払いはやっていける。ただ持ち家がなければかなり厳しい状況だったと思う」と語っています。
ひと月の支出は「約15万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「若い時から外食は少なめ」
年金で足りない支出がある場合については「貯蓄から」賄っているという投稿者。「若い時から外食は少なめ」ではあったそうですが、年金生活となってからは「もらった物や釣った魚、山菜(つくしやたけのこ)で自炊している」とあり、自給自足のような暮らしをして食費を抑えている様子です。
「旅行でいろいろな感動ができる」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「世の中の流れ的には金(きん)の価格がここまで上がるとは思っていなかった。買っておいて現在売却すれば、食事や旅行で使える費用になったのではないかと。ただその時は金や株を買おうとは考えもしていなかったので、やむを得ず」と回答。今の生活については「特に不満はない。年金はちゃんともらえているし、多少なりともぜいたくができている。今後もこの生活が続いていけばいいなとは思うが、自然災害が起きた時には難しいのではないかと考えることがある」とコメント。
一方で「若い時から休日、祝日関係なく働いてきた。現在はありがたいことに体に悪いところがなく、気持ちも若いままなので、旅行でいろいろな感動ができる」と自由な老後の喜びを教えてくれました。
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