現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、埼玉県在住67歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
居住地:埼玉県
リタイア前の雇用形態:公務員
リタイア前の年収:900万円
現在の資産:預貯金1500万円、リスク資産2000万円
これまでの年金加入期間:国民年金431カ月、厚生年金431カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万1058円老齢厚生年金(厚生年金):11万7884円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):2万3533円
「日々の生活に不自由しない程度の受給額」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由については「日々の生活に不自由しない程度の受給額だと考えている。健康に留意して、ぜいたくと無駄遣いがなければ、特に困ることはないから」とあります。
ひと月の支出は約「18万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「買い物は毎日必要量をこまめに購入」
年金以外に「株式配当などで、年間40万円程度の収入がある」という投稿者。年金で足りない支出がある場合については「貯蓄を取り崩して補填(ほてん)」しているとのことです。
年金生活においては「食料品を調達する際は、近隣のスーパー等のチラシを見比べて購入するようにしている。買い物は、健康維持も兼ねて毎日徒歩で、必要量をこまめに購入して、無駄をなくすように工夫している」と言います。
「若いうちから投資を行うべきだった」
今の生活は「毎日が日曜日感覚で、生活がルーチン化してしまう。だからこそ、毎日歩いている道をたまに変えるだけでも新鮮で、喜びを感じられるようになった」とコメント。一方で、「どれだけお金を持っていても、金銭的な不安は尽きないと思うが、(特に)病気になった時や災害に遭遇した時のことを考えると、とても不安になる」とも吐露します。
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、と伺うと「預金の金利の低さや物価の動向を考えると、今更ながら、若いうちから投資を行うべきだったと後悔している」と明かし、「若い世代には、自分の将来に必要となる資金の確保について、自分で考えてすぐに行動するようアドバイスしたい」と語られていました。
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