現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、福岡県在住65歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、夫(63歳)
居住地:福岡県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:600万円
現在の資産:預貯金1500万円、リスク資産0円
これまでの年金加入期間:国民年金456カ月、厚生年金456カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万4000円老齢厚生年金(厚生年金):14万5000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:不明
「物価の上昇に年金の支給額が追いついていない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「食料品が値上がりしていて、質素な生活を送らないと苦しい。物価の上昇に年金の支給額が追いついていない」と語っています。
ひと月の支出は約「20万円」とありますが、年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「消費期限ギリギリの食べ物を安く購入」
年金で足りない支出については「退職金から少しずつお金を引き出して」賄っているそう。「夏の暑い日はエアコンを使うと電気代が高いので、扇風機で我慢している。また消費期限ギリギリの食べ物を安く購入して冷凍保存しておいて、期限が切れても食べている」と、支出を抑える努力をしているとのこと。
年金生活では「主に土日に、地元のイベントやコンサートなどに出向いて、無料で音楽を聴いたり、健康的に散歩をして気分をよくしたりする。散歩中には野イチゴを採って食べている」など、お金をかけずに楽しんでいると言います。
「家庭をおろそかにしていたかもしれない」
現役時代について伺ったところ、「仕事に夢中で、家庭をおろそかにしていたかもしれない」と振り返った投稿者。「家族と、動物園など遊べる場所にもっと行って、思い出を作ればよかった。授業参観などで子どもの様子を確認できなかったことも、後悔している」と、家族に対する思いを語ります。
将来については「いつまで足腰が丈夫でいられるか分からない。(最近は)体力の衰えを感じてきて、洗濯物を干す時に手を上げる動作がきつい。いつ認知症を発症するかも分からない」と、不安な気持ちを明かされていました。
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