現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、兵庫県在住62歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
居住地:兵庫県
リタイア前の雇用形態:不明
リタイア前の年収:300万円
現在の資産:預貯金500万円、リスク資産0円
これまでの年金加入期間:国民年金280カ月、厚生年金191カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):3万6570円(繰り上げ受給)老齢厚生年金(厚生年金):8728円(繰り上げ受給)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金2万3130円(繰り上げ受給)
「年金だけでは生計を維持できない」
今回の投稿者は、年金を繰り上げ受給している62歳の男性。現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答。その理由として「生計を維持していくためには不足しており、アルバイトの給料や貯蓄の切り崩しを行っていかなければならないため」と語っています。
ひと月の支出は約「11万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「光熱費節約のため使用料を日々チェック」
年金で足りない支出については「アルバイトで得た収入から毎月4万円ほど補填(ほてん)」しているという投稿者。現在は週3日、電子機器の検査作業に従事しているそうで、「年金だけでは生活できないから」と働く理由を話します。
また支出を抑えるために実践していることとして「外食を控え自炊を中心にする、夕方以降の値引き食品を購入する、ローソンストア100を利用する、電気代やガス代を節約するため日々の使用量や合計値を随時把握するなど」と記述があります。
「タバコだけはどうしてもやめられない」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「老後を見据えた定期的な貯蓄をしておけば良かったと後悔している。また若いうちにタバコをやめておけばよかった。習慣化してしまい、今現在お金がないのにタバコがやめられない」と回答。このままでは健康にも悪影響があると感じているようで、「年金だけでは不足するためパート・アルバイトをしているが体調等を崩して(働けなくなって)しまったら毎月が赤字になってしまう」と不安を打ち明けます。
いっぽうで今の生活の楽しみは「月に1度程度スナックへ行ってカラオケを歌うこと」だそう。また「年金支給日直後に少しだけ食事を豪華にすること」もささやかな楽しみだと語られていました。
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