インフレによって、私たちの消費スタイルはどのように変化しているのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、物価高騰の影響で買わなくなったものについて、岩手県在住52歳男性のケースを具体的に紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(52歳)
居住地:岩手県
職業:自営業・自由業
世帯年収:本人15万円、配偶者0円
世帯金融資産:預貯金3910万円、リスク資産2096万円
「長ネギを買うのをやめました」
昨今のインフレで生活に影響があるかとの問いに、「まあまあ影響を受けている」と回答した投稿者。物価の高騰により買わなくなったものについて尋ねると「長ネギ」と回答。
以前は「長ネギ一束100円で、月に2~3束は購入していた」そうですが、「現在ほぼ買わない」とあります。
現在は代替品として「冷凍ニラ」を購入しているそうですが、「鍋、汁もの、麺類に必ず入れていた長ネギを料理にも使うことができず、物足りなさを感じている」とのこと。
「一束100円ぐらい」になれば再度購入を検討すると語っています。
「一時期高騰した大根が値下がってきていて、重宝している」
まだ購入を続けているが、これ以上高くなると困るものについては「缶ビール類(リキュール類)」と投稿者。「350ミリリットル缶、24本入りケースが税抜き3600円程度」になったら購入をやめるつもりだと言います。
反対に、値上げしても仕方がないと思えることについては「魚介類のうち、冬に捕れる毛ガニが減少していて高騰している。納得はするが、買っていない」と回答。
いまだに安くて助かっているものについては「一時期高騰した大根がまた値が下がってきていて、重宝している。現在1本あたり135円程度。買い物1回に1本買う。頭の葉っぱ部分と皮まで全て料理に使う。野菜類ではモヤシがまだ安定して安い。1袋29円であり、これも料理でよく使う」とコメントされています。
「自営業の仕事を増やす努力をしている」
今の生活を続ける上では、「早期退職して手持ち資産を取り崩しながら生活している状況であり、物価が上がることはマネープランの破綻を招く恐れがある」ことに非常に不安を感じているそう。「前職を早期退職して2年経過しているが、将来のマネープランがやや心配になってきた。そのため自営業の仕事を増やす努力をしている」と言います。
おすすめの家計改善策は、「自分と同じような状況の人であれば、マネープランの見直しをすすめる。自分の家計も倹約・工夫できる部分があると思っている。ただ家族の同意を得るのが困難」で実践できずにいるとのこと。
最近の関心事は、「毎月の生活費の平均と、食費の倹約方法」。「それと資産運用で年利何パーセントを実現しているのか、その詳細を周りの人に聞いてみたい」と語られていました。
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