現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、岐阜県在住61歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(59歳)、義母(88歳)
居住地:岐阜県
リタイア前の雇用形態:不明
リタイア前の年収:700万円
現在の資産:預貯金2000万円、リスク資産25万円
これまでの年金加入期間:国民年金480カ月、厚生年金480カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):4万9504円(繰り上げ受給中)老齢厚生年金(厚生年金):10万2230円(繰り上げ受給中)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:不明
「苦労して働いた割には年金が少ない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「あれだけ苦労して働いた割には少ないような気がする。(今の現役世代に比べて)自分はギリギリセーフで年金の恩恵にあずかっていると思うが、上の世代と比較すると、圧倒的に少ない」と語っています。
ひと月の支出は約「20万円」。年金と給与で「毎月賄えている」と回答されています。
「業務委託契約で月10万円弱の収入」
年金で足りない支出については「業務委託契約の給与で賄っている状況」という投稿者。詳細は不明ですが、現在は「妻の実家で在宅勤務」をしていて、年金以外に「月平均10万円弱」の収入があると言います。
日ごろ節約のために心掛けていることについては、「定年前は東京に単身赴任だったので、今はその分の生活費(家賃、食費、交際費)が15万円ほど節約できている」とあります。
「毎日の散歩で健康体に戻った」
現状の年金制度には常々問題を感じているそうで、「年金含めた収入が月50万円を超えると受給額が制限されるのはおかしい。年金制度改正法案で62万円に引き上げられる予定だが、撤廃すべき」とコメント。また「健康保険料(現在月約3万5000円)の負担も、働けなくなるであろう70歳以降は負担が大きい」と不満を訴えます。
一方で「東京での単身赴任から岐阜の実家に戻り自然に囲まれた地域で、毎日の散歩が楽しい。そのおかげで(現役時代は問題を抱えていたが)健康体に戻り、高血圧の症状も改善している。娘も孫を連れて頻繁に来る」と老後生活の楽しみも教えてくれました。
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