実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、福岡県在住65歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(64歳)、次男(41歳)
居住地:福岡県
リタイア前の職業:正社員
リタイア前の年収:300万円
現在の金融資産:預貯金1500万円、リスク資産950万円
これまでの年金加入期間:国民年金40年、厚生年金44年
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし(66歳から受給予定)老齢厚生年金(厚生年金):7万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金6万4000円、加給年金3万3000円
年金以外の収入:給与収入10万円弱
配偶者の年金や収入:なし
ひと月の支出:27万円
「健康面でお金が足りなくなる不安が大きい」
現在、およそ預貯金1500万円、リスク資産950万円を保有しているという投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「現役時代にもっと貯めておけばよかった・足りない」と回答。
その理由として、「今後の健康が不安」と語っています。
「目標額に近づけるためアルバイトを始めた」
現役時代は、老後資金として「3000万円」貯めることを目標にしていたそう。「月額20万円程の年金を受給できれば年間120万円(月10万円)を預貯金から取り崩しても25年分あるので、なんとかなるのではと」想定して備えてきたと言います。
実際に年金生活を迎えた今も、やはり老後資金は「3000万円」程度は欲しいと感じているとのこと。
「おおむね目標に近いものはできていますが、年齢を重ねるたびに健康不安が膨らむのと、退職後の時間を有効に使いたいという思いで、自動車販売店にて洗車のアルバイトを始めました」とあります。
「これから老後を迎える人はますます大変になる」
今の生活についての満足度は「普通」と投稿者。「現状の健康状態が維持できれば満足ですが、あと何年続くだろうか」と不安まじりに語ります。
老後資金に不安を抱えている現役世代には、「これから先、ますます少子高齢化社会になりますので、大変だと思いますが、早い時期からの資産運用をされた方がいいと思います」とアドバイスされていました。
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