実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、香川県在住70歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(67歳)
居住地:香川県
リタイア前の職業:派遣・契約社員
リタイア前の年収:350万円
現在の金融資産:預貯金8000万円、リスク資産0円
これまでの年金加入期間:国民年金40年、厚生年金43年
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):約6万5000円老齢厚生年金(厚生年金):約13万5000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):退職年金6万円
年金以外の収入:なし
配偶者の年金や収入:障害年金72万円(年額)
ひと月の支出:16万円
「準富裕層レベルに達しているため満足」
現在、およそ預貯金8000万円を保有しているという投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「ちょうどいい」と回答。
その理由として、「準富裕層(純資産保有金額5000万円以上1億円未満の世帯)のレベルであり、適切と判断する」と語っています。
「投資信託を持ち続けていればとの後悔はある」
現役時代は、老後資金として現在の「8000万円」貯めることを目標にしていたそう。「富裕層に準ずるレベルまで、貯めようと思っていた」とあり、その目標は見事に達成されています。
70歳を迎えた今でも、老後資金はやはり「8000万円」でちょうどよかったと感じているとのこと。
ただ、「投資信託が下がった時に売却したが、もっと持ち続けておけば良かった」と後悔もある様子です。
「老後になって生活レベルを下げようとしても難しい」
今の生活についての満足度は「普通」と投稿者。「足るを知れば、年金の範囲内で生活できるため」とその理由を語ります。
老後資金に不安を抱えている現役世代には、「生活レベルは、できるだけ現状維持とすることだ。下げていくのは、なかなか厳しい」ため、若いうちにしっかり蓄えてほしいとアドバイスされていました。
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