<目次>
おひつじ座(3月21日~4月19日生まれ)
5月は、楽しさとともに現実の厳しさを知る月だったかも。というのも、5月1日に、愛と美を司る金星がおひつじ座に。もともと金星は、2月4日からおひつじ座に滞在していましたが、3月2日から「逆行」し、27日までおひつじ座に滞在していました。2、3月の期待をかなえるチャンスも到来していたのが5月だったのです。ただ5月25日には土星という現実化を助け、時に制限ともなる天体もおひつじ座に。実力が必要な仕事がやってきて、チャンスの反面、責任の重さと力不足に悩むこともある時期に突入しています。一方で、中には自分のミッションに目覚めた人もいるはず。おひつじ座には3月30日に、海王星という夢やビジョンを司る天体も訪れています。今後、人生の大転機となる可能性を秘めています。
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おうし座(4月20日~5月20日生まれ)
5月は、非常に忙しい月だったのではないでしょうか。4月20日におうし座に入った太陽に続き、5月10日には水星という思考を司る天体もおうし座に。太陽や水星の自分の星座への訪れは基本、年に一度。太陽によって注目を浴び、水星によって、じっくりと取り組むようになっていたのでは。特に、おうし座は、「豊かさ」の星座。「たくさんある」「与える、与えられる」ことに価値を置くと同時に、むだを嫌います。仕事なら、売り上げや収入アップとともにコストパフォーマンスを、家庭なら倹約を考えるような時期だったかも。5月13日の満月前後は、パートナーの献身にも感謝する気持ちが湧いたのでは。21日に太陽が、26日に水星が頭上を去ってからは、さらに忙しくなり、連絡事項に忙殺されたかも。
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ふたご座(5月21日~6月21日生まれ)
2024年の5月から、木星という物事を拡大する天体がふたご座にやってきています。ふたご座の「コミュニケーション、発信」という性質が気まぐれさとともに発揮され、注目を浴びることも多い1年だったのでは。2025年の5月は、1日に、愛と美を司る金星が「仲間や未来」の部屋に入ったので、リーダーシップを任される機会も多かったかも。10日には守護星の水星という思考やコミュニケーションを司る天体が1つ前の部屋に。頑固になりがちな傾向もあったかもしれません。でも、13日の満月で仕事のピークがいったん落ち着いたのち、21日に太陽が、26日に水星がふたご座へ。27日にはふたご座で新月もありました。守護星の水星の訪れと木星の応援の中、仕事でもポジティブな流れを感じているはず。
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かに座(6月22日~7月22日生まれ)
昨年の秋に続き、1月6日~4月18日、行動や戦いを司る火星がかに座に滞在していました。その影響が強く働いて、2025年のかに座さんは、「大切なものを守る」ことを第一に動いていたと思います。でも、火星が去った5月は支配的なものに対し、つい歯向かうところがあったかも。一方で、5月1日からは、愛と美を司る金星が「キャリアやライフワーク」の部屋に入り、あなたへの人気が高まっています。かに座の守護星は月なので、月の影響もとても強く受け、数日ごとに気分が変動するところもあるはずですが、5月13日の満月頃は特に気分が高揚していたかもしれません。21日頃からは、自分の言葉で気持ちを伝えたくなっていませんか。27日の新月頃からあふれてきた言葉は、世の中に広がっていきそう。
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しし座(7月23日~8月22日生まれ)
しし座には4月18日以来、行動や戦いを司る火星がやってきています。実は、昨年の11月4日~今年の1月6日にかけても、火星はしし座に滞在していましたが、対角に冥王星という変容を司る天体があり、途中から「逆行」もしていたので、やりたいことができないフラストレーションがあったかも。でも、5月は自然な自信が感じられ、不安があっても、乗り越えられたはずです。その一方、愛と美を司る金星は、しし座さんに未来への期待をもたらしています。夏の予定を立てると前向きに。ただ、5月5日からは対角で冥王星が「逆行」しています。パートナーシップでは思い通りにならない場面も多々あったでしょう。21日頃からは仲間からの連絡が引きもきらず、26~27日頃からは交流が活発になっているはず。
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おとめ座(8月23日~9月22日生まれ)
大型連休中は、エアポケットにでもハマったようで、5月は比較的、ゆったりスタートだったかも。特に、10日頃からは守護星の思考を司る水星の影響で、1つの考えに固執してしまいがちだったかも。でも、21日に太陽が、26日に水星が「キャリアやライフワーク」のエリアに入り、27日にはここで新月も。ここには広がりをもたらす木星もあるので、20日過ぎから、忙しくなってきたはずです。この頃、リリースされる企画も期待できそうです。この間、25日には現実化とルールを司る土星が「潜在意識」のエリアに入りました。「死やセックス、家系、相続」などとも関連する領域なので、介護や家じまい、墓じまいといった責任がこの数年でやってくることも。避けては通れないものを直視するときなのかもしれません。
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てんびん座(9月23日~10月23日生まれ)
てんびん座さんの守護星は、愛や美を司る金星ですが、5月1日に金星が「人間関係」のエリアに入ったこともあり、人間関係は楽しい反面、相手のワガママさに辟易(へきえき)したり、他者と自分の状況を比べてしまったりしがちだったかも。また10日頃からは、うかつなことを言ってはいけないと守りに入りがちだったのでは。そんな中、21日に太陽が、26日に思考を司る水星が入ったのは、「ステップアップ」のエリア。27日にはここで新月もあったので、視野が開けた感覚もありそうです。今までは問題外と思っていたことも今後、選択肢に入れていくといいでしょう。この間、25日には現実化をもたらす土星が「人間関係」のエリアに入りました。夢を持っていたことでも、現実を見つめ、時に諦めることも必要なよう。
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さそり座(10月24日~11月22日生まれ)
変容を司る冥王星が守護するさそり座さんは、本質を見抜く特殊な力を持っています。そのため、人が気付かないところに気付き、一種のミラクルを可能にしていくのですが、5月5日からは冥王星が「逆行」中。13日のさそり座の満月をピークに、そうした力が弱まった感覚もあるのでは。また1日に愛を司る天体が「ルーティンワークや日常生活」のエリアに入っていますが、25日には現実を司る土星もここへ。理想と現実のギャップを強く感じてしまったかも。それでも力を振り絞り、敵にも立ち向かっているはず。その一方、21日には太陽が、26日には水星が「潜在意識」のエリアに。27日にはここで新月もありました。木星の広がりの性質を借りて、「自由」を求めていく。今はきっと、その渦中にあるのです。
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いて座(11月23日~12月21日生まれ)
5月は、愛と美を司る金星がポジティブな配置だったので、久しぶりの恋愛にも前向きに。追われるよりは追いかけたい、元来の性質が出てきていたかもしれません。ただ25日に現実を司り、時に抑制をもたらす土星が「恋愛や創造」を表すエリアに入ったので、急に慎重になる傾向も。「浮かれてばかりはいられない」心境なのかもしれません。その一方で、21日には太陽が、26日には思考を司る水星が「人間関係」のエリアに。ここには広がりをもたらす守護星の木星も滞在し、27日には新月も。「人を応援し、元気づける」「知恵でもって、導く」あなたの性質を多くの人が求めているようです。時に傷つきながらも、その傷すらオープンにして未来を切り開く。その姿勢に、多くの人が感銘を受けそうです。
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やぎ座(12月22日~1月19日生まれ)
5月は、守護星の土星の星座の移動がありました。土星は、現実化を促し、時に教師のように教えも与えてくれる天体。ありがたい存在ではあるのですが、夢を見ていると制限をかけられるところもあります。でも、プラクティカルな性質を持つやぎ座さんにとっては、土星の移動は、人生の「時」を明確に知らせてくれるもののはず。25日に「居場所」のエリアに入ったので、居場所を定めることが今後、重要になっていきそう。その一方で、21日に太陽が、26日に思考を司る水星が「ルーティンワークや日常生活」のエリアに。27日にはここで新月もありました。この1年、広がりをもたらす木星がこのエリアにあったので、変わらない日々に飽き飽きしていたら、新しい生活パターンを取り入れてみるとよさそう。
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みずがめ座(1月20日~2月18日生まれ)
みずがめ座さんの頭上には変容を司る冥王星がありますが、5月5日から「逆行」中。どうにかこうにか維持してきた「連携」について、うまくいかない点が出てきているかもしれません。居場所についても、「二拠点居住や事務所を借りることを考えようか」など変化への思いが10日頃から強くなっているのでは。21日には太陽が、26日には思考を司る水星が「恋愛や創造」のエリアに。27日にはここで新月もありました。広がりをもたらす木星も滞在しているので、今後、好奇心旺盛に、新しい出会いや創造的な活動に向かっていけそうです。またこの間、25日には現実化の天体、土星が「環境や伝達」のエリアに。新しい世界に飛び込むとともに、責任の重さも痛感しそう。コミュニケーションや発信も、慎重さが大切に。
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うお座(2月19日~3月20日生まれ)
5月のうお座さんにとって、もっとも大きな星のイベントは、5月25日に現実化をサポートする土星が頭上を去ったことでした。実は、3月30日に守護星の海王星も頭上を去っています。海王星の移動は2012年以来のことで、夢から覚めたような感覚すらあったかもしれません。そして、2023年以来、現実の重さを感じていたのが土星の移動によって、その重さは消えたことでしょう。ただ、土星が入ったのは「経済や豊かさ」のエリア。5月前半に期待していたようには収入がアップしていかないなど、ちょっと厳しさも感じているかもしれません。土星は2025年9月に、海王星は2025年10月にいったん、うお座に戻ってきます。あなた自身の心の態度のようなものを切り替える。そんなレッスンが秋にまた来ることを覚えておいて。
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【この記事の筆者:Saya】
1971年生まれ、東京出身の文筆業。早稲田大学卒業後、ライフスタイル分野の雑誌編集者として働いていた1999年の晩、占星術と出会う。2003年に独立後、大手出版社や広告系媒体で仕事をする一方で、2008年より、『エル・オンライン(現在のエル・デジタル)』(ハースト婦人画報社)で星占いの連載をスタート。現在も続く長期連載に。2011年より沖縄、2016年に京都移住。現在は、パートナーとともに京都で暮らし、ホロスコープリーディングや蘭のフラワーエッセンスのセッションを行いつつ、東京の認知症の父のケアにも奔走。『LEEweb』(集英社)『ヨガジャーナルオンライン』(インタースペース)『hanna』(竹中庭園緑化)『きものと』(京都きもの市場)でも連載中。現実的な分析が光る星占いはもちろん、星とライフスタイルを絡めたコラムも人気。著書多数。
【イラスト:すぎやままり】