年金・老後のお金クリニック

1960年3月5日生まれです。年金請求のハガキを1年間ほったらかしにしたら、年金は増えますか?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、年金請求のハガキを出さない場合についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

執筆者:All About 編集部

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、年金請求のハガキを出さない場合についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q:年金請求を1年間ほったらかしにしたら、年金は増えますか?

「1960年3月5日生まれです。年金請求のハガキが送られてくるので必ず出してくださいとのことでした。1年間年金の請求をせず、ほったらかしにしたら、老齢年金は増えますか。繰り下げの意思表示をしないと年金は増えないのですか?」(ボーちゃん)
年金の請求をせずにほったらかしにしたらどうなる?

年金の請求をせずにほったらかしにしたらどうなる?

A:1年間、年金の請求をせずにほったらかしにした場合は、繰り下げ受給の待期期間となります。繰り下げしているという扱いになり年金は増えます

1960年3月5日生まれのボーちゃんさんは、2025年3月に65歳になったことになります。老齢年金(老齢基礎年金と老齢厚生年金)は原則として65歳から受給できます。ただし老齢年金は自分で請求しないともらえません。

老齢年金は、受給開始を66歳から75歳になるまで繰り下げられます。繰り下げた期間に応じて、もらえる年金は増額します。

年金を請求せずに1年間ほったらかしにした場合は、その期間は繰り下げ受給の待期期間という扱いになります。1年間ほったらかしにしたら、1年間、老齢年金を繰り下げるということになります。

年金を受け取りたくなった時に年金事務所に「年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)」を提出することで、繰り下げで増額した年金が受け取れます。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
 
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