現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住66歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:不明
リタイア前の年収:630万円
現在の資産:預貯金570万円、リスク資産0円
これまでの年金加入期間:国民年金480カ月、厚生年金なし
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):5万6358円(繰り上げ受給と推察)老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「貯蓄を切り崩して生活するしかない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「物価や税金が高騰し続けているため、あらゆる物の値段が高くなり、年金のみでは家賃を支払ったらなくなってしまう。貯蓄を切り崩して生活するしかない」と語っています。
ひと月の支出は約「12万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「自宅内の電気はなるべく使用しない」
年金で足りない毎月の支出については「貯蓄から6万円程度引き出して補填(ほてん)している」という投稿者。年金生活においては「自宅内の電気はなるべく使用しない。例えば冬場はエアコンではなく、こたつのみを使用する。夏場はエアコンは寝る時だけ使用し、昼間は扇風機を使って過ごすようにしている。他には食事は外食せず、自炊をして食費を抑えるようにしている」と節約を徹底している様子です。
「もっと貯蓄しておけばお金に苦しむことはなかった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「もっと貯蓄しておけばよかった。十分な金額を貯蓄しておけば、今お金に苦しむ事はなかった。現役時代に浪費せずに、真面目に老後を考え貯蓄しておけばよかった」と回答。今の生活での不安については「この先、病気を患い手術や入院をする事になれば、貯蓄はすぐになくなり生活は困難になる。その事が常に頭の中にあり、非常に不安」だと言います。
とはいえ「足と腰が悪いため仕事が出来ず現在は何もしておらず無職」とあり、年金収入のみに頼らざるを得ない様子。「今の生活の楽しみは特にありません」と厳しい現状を語られていました。
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