現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住66歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:自営業
リタイア前の年収:120万円
現在の資産:預貯金700万円、リスク資産なし
これまでの年金加入期間:国民年金25年、厚生年金4年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):約4万円老齢厚生年金(厚生年金):約8000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):国民年金基金1万6000円
「自営業なので年金が少なく、80歳まで働くしかないと思っている」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「自営業なので年金が少なく、80歳まで働くしかないと思っている。このまま健康で仕事ができるかとても不安」と語っています。
ひと月の支出は約「15万円」。年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「外食や買い物に行かない。本は図書館で借りる」
年金で足りない支出については「仕事で稼いだ7万円」で賄っているという投稿者。年金以外に「週3回の子ども対象の絵画教室」の収入があるほか、 以前は「絵画教室以外の日はベビーシッターをしていた」そうですが、コロナ禍がきっかけでそちらは辞めてしまったとのこと。
また年金生活においては「要らないものや本などをメルカリで販売。外食や買い物に行かない。本は図書館で借りる。回数券などで交通費を節約する」と浪費を抑える意識が高い様子です。
「病気になって働けなくなると赤字になる」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「年金のことをもっと理解して、自営だったから国民年金基金をもっと積み立てるべきだった。しかしなかなか生活が大変で、国民年金基金は払ったり払えなかったりした。結局もらえる額が、毎月1万6000円ぐらいにしかならず後悔している」と回答。今の生活での不満や不安については「年金額が少ないこと。病気になって働けなくなると赤字になること」とコメント。
いっぽうで「年金額が少なくても、働かないでお金が振込まれるのはうれしい」と今の生活の楽しみも教えてくれました。
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