インフレによって、私たちの消費スタイルはどのように変化しているのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、物価高騰の影響で買わなくなったものについて、東京都在住35歳女性のケースを具体的に紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、夫(37歳)、長男(7歳)、長女(1歳)
居住地:東京都
世帯年収:1200万円
世帯金融資産:預貯金1300万円、リスク資産200万円
「毎週、卵を買うのをやめました」
昨今のインフレで生活に影響があるかとの問いに、「まあまあ影響を受けている」と回答した投稿者。物価の高騰により買わなくなったものについて尋ねると「米、卵」と回答。
具体的には「スーパーで買う米の価格が5kg2500円→3000円超になったため、現在はふるさと納税で入手している。また、スーパーで買う卵の頻度が劇的に少なくなった。10個200円以下→350円くらいになり、週に1パック購入していたのを2週間に1パックに削減している」とあります。
米はふるさと納税の返礼品で賄えているものの、「卵は小さい子どもにとって栄養価も高く、お弁当にもよく使うので、高いままだと不便」と実感しているとのこと。
今後「1パック220円」程度の価格に落ち着けば気軽に購入できるのに、とコメントされています。
「牛乳やバターがこれ以上値上がりしたら困る」
まだ購入を続けているが、これ以上高くなると困るものについては「牛乳、バター、キャベツやレタスなどの緑の野菜」と投稿者。「牛乳は1本250円、バターは200g800円、キャベツ、レタスなどの緑の野菜は1玉350円」を超えたら購入しなくなると思うと言います。
反対に、値上げしても仕方がないと思えることについては「宅配便や郵便にかかる費用の値上げ」と回答。
いまだに安くて助かっているものについては「豆腐や納豆。ミニパック3つ入りで90円から100円で売っているので子どもの食事にヘビロテしている」とあります。
「夫管理のお金を把握できずモヤモヤ」
インフレを機に夫婦の懐事情にも変化があったそう。子育てのためと推察されますが、現在は「仕事をやめて専業主婦をしている」ものの、「いままで教育費や食費は共働きのときのまま、自分の貯金から支払っていたが、あまりにも物価高となり旦那にも支払ってもらうようお願いした」とのこと。加えて「物価高に対して(夫の)給与がなかなか伸びない不安」があると投稿者。「旦那の稼ぎだけで暮らしているので、(昇給の見込みなど)詳しく聞けないし実際どのくらいお金があるのか明確になっていない」と不満を打ち明けます。
最後に、インフレ対策について気になっていることとして、「30代でも保険にはみんなしっかり入っているのか? 保険料がもったいないと感じてしまうけれど、他の人は実際どうなのか」周りに聞いてみたいと語られていました。
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