現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、広島県在住66歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(62歳)
居住地:広島県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:600万円
現在の資産:預貯金1050万円、リスク資産210万円
これまでの年金加入期間:国民年金480カ月、厚生年金564カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万6250円老齢厚生年金(厚生年金):15万1300円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金基金2万6400円
配偶者の年金や収入:給与収入90万円(年額)
「年金収入は現役時代の半分以下」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「現在の(年金)収入は現役時代の半分以下であり、これで従来水準の生計を維持していくことはまったく不可能。老後の楽しみなどまったく縁がなさそうに感じてしまいます」と語っています。
ひと月の支出は約「34万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「食材が少しでも安い店舗を探す」
現在は働いていないそうで、年金で足りない支出については「貯蓄から月5万円ずつ引き出し」て賄っているという投稿者。年金生活においては「光熱費では、無駄な電気、ガス、水道を使わないようにする。食費は、食材が少しでも安い店舗を探して購入し、もやしなどの安い食材で済ませる」と節約を徹底している様子。
また、「サブスク類は見直しを行い全て解約する。ポイントなどを活用」して家計のやりくりを工夫しているとあります。
「住宅ローンは65歳までには完済するべき」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「NISAを早い時期から始めておけばよかった。住宅ローンは月々の支払いが多少高額になっても、65歳までには完済するように設定しておけばよかった」と後悔を口にします。今後の生活については「収入が減った分を資産の切り崩しでいつまで補っていけるか非常に不安です」とコメント。
いっぽうで「毎日、自由な時間があり、仕事のことをあれこれ考えたり、悩んだりせず、ストレスのない生活ができております」と心穏やかな老後生活の喜びも教えてくれました。
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