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【横浜】吉村家だけじゃない! おすすめしたい個性的な「家系ラーメン」4選

横浜が発祥といわれる家系(いえけい)ラーメン。そのルーツは「家系総本山 吉村家」ですが、今回は横浜市内で食べられる個性的な家系ラーメンを4軒紹介します。

田辺 紫

執筆者:田辺 紫

横浜ガイド

横浜が発祥といわれる家系(いえけい)ラーメン。そのルーツは「家系総本山 吉村家」ですが、今回は横浜市内で食べられる、おすすめの個性的な家系ラーメンを4軒紹介します(画像は筆者撮影。価格は全て税込)。
おすすめしたい、個性的な家系ラーメン4軒をピックアップ!

おすすめしたい、個性的な家系ラーメン4軒をピックアップ!

<目次>

家系ラーメンとは?

家系ラーメンのルーツ「家系総本山 吉村家」のラーメン(880円)+ライス(140円)

家系ラーメンのルーツ「家系総本山 吉村家」の「ラーメン(880円)」「ライス(140円)」

家系ラーメンのルーツは「家系総本山 吉村家(以下、吉村家)」。1974年に横浜・新杉田で創業し、現在は横浜駅西口で営業しています。その後、吉村家以外にも家系ラーメンを提供する店が横浜市内で増え、今では全国各地に拡がっています。吉村家をはじめ、「家」がつく店名が多いことから「家系」と呼ばれるようになりました。

家系ラーメンは、コク深い豚骨しょうゆスープと鶏油、中太の麺で構成され、ほうれん草、チャーシュー、のりのトッピングが特徴です。ほとんどのお店でスープの濃さや脂の量、麺の固さを自分好みに調整することができ、オーダー時に好みをスタッフに伝えるのも家系ラーメンの特徴といえます。

吉村家の直系店舗1号店 「杉田家」

杉田家「ラーメン(並900円)」、「ライス(180円)」

杉田家「ラーメン(並900円)」「ライス(180円)」

杉田家は吉村家の直系店舗1号店。直系店舗とは、吉村家にて修行をし無事開業に至った店舗であり、なおかつ家系ラーメン店経営者として立派に運営をし、成功している店舗のこと(吉村家ホームページより)。杉田家は1999年に、横浜駅西口へ移転した吉村家と入れ替わる形で新杉田で創業しました。
吉村家直系店舗1号店「杉田家」外観

吉村家直系店舗1号店「杉田家」外観

豚骨と大量の鶏ガラをベースにしたコク深いスープに特製しょうゆダレを混ぜた味は重厚です。今回紹介する4店の中で豚骨としょうゆのパンチが最もあると思います。スープだけでなく、麺、トッピング、全てが家系ラーメンの王道といえるでしょう。

杉田家」情報
住所:横浜市磯子区新杉田町3-5
営業時間:5:00~22:00 (L.O.21:30)
定休日:日曜
アクセス:JR新杉田駅より徒歩約3分

バランスのとれたスープが自慢「寿々㐂家(すずきや)」

寿々㐂家「ラーメン並(900円)」、「ライス(130円)」

寿々㐂家「ラーメン(並900円)」「ライス(130円)」

寿々㐂家は1990年、保土ケ谷区上星川で創業。相鉄線 上星川駅から約600mほど離れた場所にあります。吉村家直系ではありませんが、提供するラーメンは吉村家を源流とする、いわゆるクラシック系といわれています。

メニューはラーメンの並(900円)、中(1000円)、大(1100円)、トッピングもチャーシュー(+3枚、250円)、のり増(+5枚、200円)、味玉(120円)と超シンプル。このほかにライス(130円)、ビール(350円)があります。
行列の絶えない「寿々㐂家」外観

行列の絶えない「寿々㐂家」外観

杉田家と比べると、スープは角のとれた豚骨しょうゆ味という感じで、雑味がなく、バランスのとれた味に仕上がっています。

「寿々㐂家(すずきや)」情報
住所:横浜市保土ケ谷区上星川2-3-1
営業時間:平日11:00~21:00、土日祝11:00~20:00
定休日:水曜・第3木曜
アクセス:相鉄 上星川駅より徒歩約10分

懐かしい味がラー博に復活「六角家1994+」

六角家1994+「ラーメン(950円)」

六角家1994+「ラーメン(950円)」

六角家は、創業者である故・神藤隆さんが吉村家で7年間修業した後、1988年に神奈川区の六角橋商店街近くに開業した家系ラーメン店です。

1994年に新横浜ラーメン博物館(以下、ラー博)にオープニングメンバーとして出店(2003年5月卒業)。2024年、「六角家1994+」として復活を果たしました。
「六角家1994+」看板

「六角家1994+」看板

同店では一般的に使用する寸胴ではなく直径1.3メートル以上ある大釜でスープを取っています。大釜を使うことにより、対流が良く、焦げ付きがなくなり、さらに開口が広いため、豚臭さが軽減できるそう。
キャベチャー(200円)、ライス(並150円)

「キャベチャー(200円)」「ライス(並150円)」

六角家名物の「キャベチャー」(200円)は、ラーメンのお供に食べてほしいサイドメニューです。

六角家1994+」情報
住所:横浜市港北区新横浜2-14-21
入場料:大人450円、小中高生・65歳以上100円 ※このほか、年間デジタルパス(500円)、年間アナログパス(800円)があります
営業時間:平日 11:00~21:00、土日祝 10:30~21:00 ※変動する場合あり
アクセス:JR新横浜駅より徒歩5分、相鉄・東急新横浜線、横浜市営地下鉄 新横浜駅10番出口より徒歩1分

子どもと一緒に行くなら「壱八家 戸塚店」

筆者のおすすめメニュー「特製らーめん(税込1070円)」

筆者のおすすめメニュー「特製らーめん(1070円)」

壱八家はエイトという外食チェーン企業が運営している家系ラーメン店。「壱系」という「壱六家」(本店:横浜市磯子区)を始祖とする系統に属しています。戸塚店は約20台分の駐車スペースを完備しているので、車でのアクセスが抜群。
壱八家戸塚店外観

壱八家戸塚店外観

家系ラーメンというとカウンター席だけの店が多いのですが、戸塚店にはテーブル席が4つ設けられています(壱八家には戸塚店以外にもテーブル席のある店舗があります)。また、子ども向けに「お子様らーめん(630円)」や幼児用のイスも用意されており、小さな子どものいる家族でも、気兼ねすることなく、家系ラーメンを楽しむことができるでしょう。

壱八家のスープは、豚の背ガラとげんこつを使用し、その日の状態を見極めて炊き上げたもの。秘伝のしょうゆダレとの絶妙なバランスにより、コクがありながら後味のスッキリとした味わい。他の3店に比べマイルドで、子どもから高齢者まで誰もが食べやすい味だと思います。

筆者のおすすめは「特製らーめん(1070円)」。トッピングが盛りだくさんでコスパに優れているだけでなく、野菜をたっぷり食べられます。

壱八家 戸塚店」情報
住所:横浜市戸塚区戸塚町1398-1
営業時間:11:00~23:00
定休日:なし ※年始除く

<まとめ>
杉田家は、横浜市内では吉村家に次ぐ人気店なので、週末や休日は行列を覚悟する必要があります(並ぶ前に食券を買うのを忘れないように!)。ただし、開店が朝5時なので早朝をねらえば、通常時より少ない待ち時間で食べることができると思います。

寿々㐂家は「家系ラーメンを初めて食べる」という方に行ってほしいお店です。

六角家1994+にはミニラーメン(680円)が用意されているので、気軽に家系ラーメンを楽しみたいという方はぜひラー博へ。

壱八家 戸塚店は子どもや家族と一緒に、ゆったりした気分で家系ラーメンを食べたいという方におすすめです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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