年金・老後のお金クリニック

59歳女性。60歳以降も働き、厚生年金保険料を払い続けるか悩んでいます

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、60歳以降、厚生年金に加入することについての質問です。年金についての質問がある人は応募フォームからお願いします。

執筆者:All About 編集部

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、60歳以降、厚生年金に加入することについての質問です。年金についての質問がある人は応募フォームからお願いします。

Q:60歳以降も仕事は続けられますが、このまま働き厚生年金保険料を払い続けるのか悩んでいます

「昭和41年6月生まれの、今年59歳になる女性です。国民年金は20歳から、厚生年金は50歳から現在まで加入しています。60歳以降も仕事は続けられますが、このまま働き厚生年金保険料を払い続けるのか悩んでいます」(匿名希望)
60歳以降も厚生年金に加入する?

60歳以降も厚生年金に加入する?

A:このまま厚生年金に加入して働くと、厚生年金保険料を支払うことになりますが、厚生年金に加入する期間が長くなると、将来の年金受給額が増えます

国民年金は、未納期間がなければ、原則60歳になるまでしか加入できません。一方で会社員やパートとして厚生年金に加入して働き続ける場合、70歳になるまで加入できます。厚生年金に加入している間は、給与から天引きで厚生年金保険料を支払うことになりますので、手取りが減ってしまうなどのデメリットがありますが、メリットもあります。

厚生年金に加入すると、国民年金に加入するよりも、障害状態になったときなどの保障が充実しています。厚生年金への加入は、民間の保険に加入する役割もしてくれます。

さらに、厚生年金の加入期間が長くなると、厚生年金加入期間とおおよその毎月の収入(総報酬月額相当額)に応じて、将来受け取れる年金受給額が増えます。増額された年金は、一生涯支給されるので、老後の生活に役立つことにもなります。

このように厚生年金に加入して働くことは、メリットがあります。ですが、厚生年金保険料の負担が重荷になり、日々の生活が苦しくなるのであれば、厚生年金に加入しない働き方を検討する必要があります。60歳以降に厚生年金に加入して働いても、家計のやりくりができるのか、確認してみてはいかがでしょうか。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
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