実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、大分県在住74歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、夫(75歳)
居住地:大分県
リタイア前の職業:専業主婦
リタイア前の年収:0円
現在の金融資産:預貯金2000万円、リスク資産0円
これまでの年金加入期間:国民年金(加入期間は不明)、厚生年金4年
現在の収支(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):7万3350円障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
年金以外の収入:なし
配偶者の年金や収入:共済年金(厚生年金)240万円(年額)、給与収入120万円(年額)
ひと月の支出:30万円
「夫婦二人の生活資金があればいい」
現在、およそ預貯金2000万円を保有しているという投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「ちょうどいい」と回答。
その理由として、「子どもたちは結婚や独立をしていて、家は持ち家。残念ながら孫に恵まれず、財産を残す必要もないので(夫婦二人の)生活資金があればいい」と語っています。
「退職後は年金のみでの生活が基本」
現役時代は、老後資金として「3000万円」貯めることを目標にしていたそう。「主人の退職金が2500万円あると計算していたので」現実的な金額だと考えていたとのこと。
そのため、「(住宅)ローンや借り入れを退職までに終わらせることを念頭に置いてきた。退職後は、退職金に手を付けず年金のみで暮らすことを基本」として備えてきたといいます。
しかしながら現在の金融資産は「2000万円」。やはり老後資金は「3000万円」ほど必要だったのでは、と感じることもあるそうですが、今は「自分のやり方でよかったと思う」と後悔はしていない様子です。
「現役時代とほぼ変わらない生活」
今の生活についての満足度は「普通だと思う」と投稿者。「現役時代とほぼ変わらない生活ができていると思う。時間に余裕ができた分、自分達で生活を楽しんでいる」と語ります。
老後資金に不安を抱えている現役世代には、「今はいいが、物価高や税金(の負担増)が気になる」ため、想定しておいてほしいとアドバイスされていました。
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