実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、千葉県在住75歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
居住地:千葉県
リタイア前の職業:パート・アルバイト
リタイア前の年収:100万円
現在の金融資産:預貯金3500万円、リスク資産500万円
これまでの年金加入期間:国民年金30年
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5075円老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):6万6000円
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
年金以外の収入:給与収入、株の配当(ともに金額不明)
ひと月の支出:15万円
「老後への備えをもっとしておけば良かった」
現在、およそ預貯金3500万円、リスク資産500万円を保有しているという投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「現役時代にもっと貯めておけばよかった・足りない」と回答。
「脱サラして起業した夫が急死したこともあり、老後への備えをもっとしておけば良かったです。夫が生きている間にパートをして、厚生年金を払っておけば良かったと後悔」していると言います。
「老後資金は4500万円程度必要」
現役時代は、老後資金として「4000万円」貯めることを目標にしていたそう。「とりあえず4000万円あれば、何とかやりくりできる」と想定して蓄えてきたと言います。
しかし、実際に年金生活を過ごす中で、老後資金は「4500万円」程度必要だった、と感じているとのこと。
「今はかなりの物価高のため、当初予定していた目標金額では足りないと思っています。若い時から積極的に株式や投資信託、金(ゴールド)などを購入しておけば良かったです。個人年金保険にも加入しておけば良かった」と悔やみます。
「今の少ない年金だけでは生きていけません」
今の生活の満足度については「全く満足していません」と言い切る投稿者。「この物価高では、今の少ない年金だけでは生きていけません」とため息をつきます。
現状について「政府は年金を増額するか、ベーシックインカム(の導入)で年金で足りない部分を補填(ほてん)してもらいたいと思っています。過去最高の税収とうたっているのですから、もっと手厚くしてほしいです」と語られていました。
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