実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、新潟県在住72歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:三世代同居
居住地:新潟県
リタイア前の職業:パート・アルバイト
リタイア前の年収:300万円
現在の金融資産:預貯金400万円、リスク資産150万円
これまでの年金加入期間:国民年金32年、厚生年金(加入期間不明)
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5000円老齢厚生年金(厚生年金):8万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
年金以外の収入:なし
配偶者の年金や収入:老齢年金15万円
ひと月の支出:約12万円
「趣味にお金を費やしたことに後悔はない」
現在、およそ預貯金400万円、リスク資産150万円を保有しているという投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「ちょうどいい」と回答。
その理由として、「体が動くうちにと思い、趣味にお金を費やしてしまった。退職してからの方が自由に使える時間がたくさんあるので、海外にも行くことができたと思う」いっぽうで、「趣味にお金を費やしたことに後悔はないし、思い出もたくさんできたので、結果としては良かったと思う」と語っています。
「給料から毎月必ず8万円を貯金」
現役時代は、老後資金として「2500万円」貯めることを目標にしていたそう。そのために「給料から毎月必ず8万円を貯金するようにしていた。車の購入やリフォームで出費が重なることもあったが、なんとか節約して貯金することができた」と一定額の貯蓄には成功したといいますが、「ボーナスをなるべく全額貯金に回すようにしていたが、そうはいかない年もあった」と想定通りの上乗せができなかった様子。
とはいえ「節約しながらも楽しみながら、家族と過ごすことができた」と振り返ります。
「健康に生活が送れているので満足 」
今の生活の満足度については「満足している」という投稿者。「お金の多い少ないに関わらず、何より健康が1番だと思った。体が動かなければ好きなこともできない、趣味にお金を使うこともできないので、今健康に生活が送れているので満足しています」とのこと。
老後資金に不安を抱えている現役世代にも、「働ける体があれば、どうにかなります」とコメントされていました。
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