現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、大阪府在住62歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、夫(72歳)
居住地:大阪府
リタイア前の雇用形態:自営業・自由業
リタイア前の年収:500万円
現在の資産:預貯金6000万円、リスク資産100万円
これまでの年金加入期間:国民年金40年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし(受給前)老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険50万円(年額)
配偶者の年金や収入:年金70万円(年額)
「個人年金の50万円は固定資産税で消える」
今回の投稿者は、個人年金保険50万円(年額)のみを受給している62歳の女性。現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答しています。その理由として「個人年金の50万円は固定資産税と同額なので、生活資金は賄えない」とのこと。
ひと月の支出は約「30万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「60歳で自営の塾を辞めたが、もう数年働けば良かった」
年金で足りない支出については「貯蓄の取り崩し。将来的には生命保険解約返戻金の2000万円」で賄うという投稿者。個人年金以外の収入はないそうで「コロナ禍や色々な原因で60歳で自営の塾を辞めたが、もう数年働けば良かった」と記述があります。
年金生活においては「自炊よりも安い」という理由で「ファストフードやファミリーレストランを活用」しているとあります。
「老人ホーム入居資金の見通しが立たず不安」
今後の気掛かりは「介護が必要になった時」のこと。6000万円を超える資産を保有しているものの、このままでは「老人ホーム入居の資金計画の立て方がわからず不安」だといいます。いっぽうで今の生活の楽しみは「サブスクで見る映画やドラマ」なのだそう。くわえて「年1~2回の国内旅行」に出掛けるなど、自由な時間をゆっくりと過ごされているようでした。
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