現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、三重県在住68歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

回答者本人:68歳女性
同居家族構成:本人のみ
居住地:三重県
リタイア前の雇用形態:派遣・契約社員
リタイア前の年収:200万円
現在の資産:預貯金900万円、リスク資産500万円
これまでの年金加入期間:国民年金5カ月、厚生年金(共済年金含む)42年7カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5000円老齢厚生年金(厚生年金):12万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):3万円
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「何のために必死に共働きしたのか」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「主人が60代後半に退職と同時に病気で亡くなりました。遺族年金はほんの少し」と語っています。
ひと月の支出は「25万円前後」で、年金だけでは「年の半分くらい足りない」とのこと。
「30年前に田舎で大きな家を建て子ども達を育てましたが、家が傷んできて修理にずいぶんお金がかかりました。(夫と)老後にゆっくり旅行でも……と思っていたのに、何のために必死に共働きしたのかわかりません」と語ります。
「冬に寝る時は湯たんぽで」
年金で足りない支出については「貯金やクイズ応募(の獲得ポイント)」で賄っているという投稿者。光熱費を抑えるために、「電気はこまめに消す。冬に寝る時は湯たんぽで、寝室の暖房はタイマーで短時間にする」と言います。
くわえて「田舎では車が必需品なので、用事はまとめて何回も出かけない。無料の体操教室に行く」と節約をしながら健康にも気を配っている様子です。
「もっと思い出をたくさん作れば良かった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「共働きで忙しく、子ども達の夏休みに数回旅行に行っただけなので、もっと思い出をたくさん作れば良かった。終身でもらえる個人年金保険に入っておけば良かった」と回答。今の生活の不安については「若い頃に無理をしたせいか、よく病気をして手術を受けて何とか暮らしています。毎年人間ドックを受けていますが、子ども達に迷惑をかけないようにしたいです」とコメント。
いっぽうで「私は働いていて残業も多く、子ども達にきちんと向き合う余裕がなかった。孫達の成長をゆっくり見られるのは、お金に代えられないと今気づきました」と老後生活の喜びも教えてくれました。
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