実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、奈良県在住75歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
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同居家族構成:本人のみ
居住地:奈良県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:700万円
現在の金融資産:預貯金100万円、リスク資産なし
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:共済年金(厚生年金)37年
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5000円老齢厚生年金(厚生年金):10万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険5万円
年金以外の収入:なし
ひと月の支出:約20万円
「年金だけでは暮らしていけない」
現在、およそ預貯金100万円を保有しているという今回の投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「現役時代にもっと貯めておけばよかった・足りない」と回答。
その理由として、ひと月の支出「約20万円」は年金だけではほとんどの月で足りず、「支払いを待ってもらう」こともあるとのこと。また「もっと高齢になってから苦労したくない」とあります。
「普通に生きていれば3000万円は貯められた」
現役時代、老後資金について考えることは「特になかった」そう。「給料がそんなに高くなくて、親の介護費用で毎日大変だった」とあり、老後のために備える余裕はなかった様子です。
しかし年金生活の厳しさに直面する中で、老後資金として「3000万円」あればよかったと感じているとのこと。
「普通に生きてたら貯まっていたと思うが、親が保証人をしたり私が結婚詐欺にあったりいろいろあって散財した」と悔しさをにじませます。
「今の生活は大いに不満」
そのため、今の生活については「まったく満足していない」と投稿者。「政府が年金詐欺を公然としているからこれ以上良くならないと思う」とあり、年金制度に強い不満や不信感を感じているようです。
老後資金に不安を感じている現役世代にも、「若いうちにしっかり働いて、自分年金を作っておくこと。政府は全く当てにはならない」とアドバイスされていました。
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